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会員証NFTを使った“Web3”天ぷら屋「TEN Labo」 ロイヤルHD

ロイヤルホールディングスは、「天ぷら × web3 × AI」で外食産業の課題の解決にチャレンジするDX店舗「TEN Labo」を4月27日に東京 錦糸町にオープンする。

TEN Laboでは、トークンを活用したインセンティブ設計を導入し、参加者のモチベーション向上や「お客様、店舗・従業員、生産者」との関係性の向上、サービス向上を検証していく。AI技術を活用し、従業員が調理と接客に専念できる環境をつくる。

店舗はカウンターのみの客席とし、客は席に設置されたタブレットで、注文などを行なう。

ディナータイムでは、一席ごとに用意したタブレットで、好みの天ぷらを好きな順番、好きな食べ方で注文可能。また、会員証NFTを保有している人は、会員証をタブレットにかざすことで、“自分用”にカスタマイズ可能。アレルギーや嫌いな食材の情報等を入力することで、より安心できる環境を実現できる。また、いつも注文するメニューの作成や特別メニュー、デジタルボトルキープなどの新たなサービスも提供するという。

料理に使用する一部の食材は、席に設置されたタブレットで生産者情報が分かるようになっており、評価(いいね!)されることで生産者にトークンが分配される。生産者へのインセンティブにより、生産者が良い食材、環境に配慮した食材、拘りの食材を供給することにつなげる。

従業員も客から評価(いいね!)されることでトークンが分配され、そのトークンによって働く意欲やサービスレベルも上がり、「結果として店舗の更なる価値向上に繋がる」としている。

また、将来的な海外での活用(職人技術の輸出)を目指し、天ぷら調理における技術の可視化や自動化など、AIやロボティクスを活用した調理の実現を目指す。

トークンは、コミュニティ参加に必要な「会員証 NFT」と、コミュニティに有益な貢献を行なった参加者に付与する「貢献ポイントトークン」が用意される。これらのトークンは、Mt.SQUAREが提供する「企業向けweb3サービス:JOREN」を活用する。

TEN Laboの所在地は、東京都墨田区江東橋3-11-9 CENTURION32 1階。営業時間は11時~15時、17時~22時。定休日は木曜日。店舗面積は50.64m2、席数は18。