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有明に「アーバンスポーツパーク」 新たなスポーツの聖地が24年誕生
2023年3月30日 18:55
東京都は「有明アーバンスポーツパーク」整備運営の事業候補者を、東京建物を代表企業とするコンソーシアムに決定した。東京2020大会のレガシーを継承し、アーバンスポーツ施設、運動施設、飲食施設が一体となったスポーツパークが、2024年10月に全面開業する。
パーク内には、スケートボードパークや屋内ボルダリングといったアーバンスポーツ施設のほか、屋外アスレチックやランニングスタジアムなどの運動施設、カフェやレストランなどの飲食施設を整備。施設運営や利用促進活動等を通したスポーツ振興により「スポーツウェルネス」のロールモデルエリアとなることを目指す。
大会レガシーゾーンと多目的ゾーン(ビレッジパーク)に大別され、大会レガシーゾーンは東京都が整備して2024年4月に先行開業予定。多目的ゾーンを民間事業者の資金、提案により整備し、大会レガシーゾーンとあわせ、同年10月に全面開業する。なお大会レガシーゾーンは、東京2020大会時の仮設競技施設を活用する。
各ゾーンの施設は、大会レガシーゾーンが3X3バスケコート、スケートボードパーク、屋内ボルダリング。多目的ゾーンが屋外アスレチック、ランニングスタジアム、広場・マルチプルスペース、店舗棟(A棟・B棟)、駐車場・駐輪場。
所在地は東京都江東区有明一丁目7番2内。敷地面積は31,204.48m2で、うち大会レガシーゾーンが14,465.70m2、広場が3,607.05m2、多目的ゾーンが13,131.73m2。
コンソーシアムの代表企業は東京建物、参加企業はTSP太陽、日テレ アックスオン。施設等の設計・改修・建設を行なった後、10年間の運営・維持管理を行なう。
同コンソーシアムが掲げる事業ビジョンは「Tokyo Sports Wellness Village “ARIAKE”」。東京2020大会の感動や記憶の継承、アーバンスポーツをきっかけとした健康的で幸せを感じるライフスタイルを実現できるまちづくりを推進する。
東京都は有明アーバンスポーツパークを「新たなスポーツの聖地」位置づけ、若者に人気のある都市型スポーツの場となるとしている。