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トヨタ、歩道を走行できる3輪モビリティ「C+walk S」

トヨタは、新たなモビリティシリーズ「C+walk」の第2弾として、3輪モビリティ「C+walk S(シーウォークエス)」を発売した。トヨタ車両販売店で販売するほか、レンタリース店でも取り扱いを開始する。価格は498,000円。

自分一人の力で歩けるものの、日常生活の中で長距離・長時間の歩行に困難を感じている人をサポートするモデル。道交法上は電動車いすのため歩道を走行でき、前方の路面状況を把握しやすい3輪タイプのモビリティとなる。

C+walkシリーズ共通の周囲の人や街になじむフォルムとし、人の「歩く」速さ(時速1~6km)で移動することで、周りの歩行者と並んで会話ができるなど歩行空間での親和性を追求している。

ステップ高は130mmと低く設定し、広いステップ、立ち座りしやすいシートポジション、跳ね上げ可能なアームサポートなど乗降に配慮したデザイン。ハンドルステム部(フロントフォーク上端とハンドル下端部中央とを繋ぐ部分)からシームレスにつながる樹脂ボディには、ワンタッチで脱着可能な取換式バッテリーを内蔵。シート下には大容量の収納スペースも備え、買い物かごをそのまま収納できる。

ボディカラーはブラックを基調とし、ウォームグレー、グレーメタリック、カッパーマイカメタリックのカラーパネルをオプションとして用意する。

操作はハンドル左右にあるアクセルレバーの操作で発進、減速、停止をコントロール。押すと進み、離すと止まる直感的に操作とした。必要に応じ、左右両手で操作可能なブレーキレバーを握ることでより減速をサポート。他の操作系から独立したバックボタンを押すことで後進もできる。

起動は、バッテリー電源スイッチをオンにして、専用キーを認証エリアにかざすことで行なう。

走行時、前方の人や障害物との衝突回避のための障害物検知機能を搭載したSafety supportモデルも用意。前面の周辺検知センサーにより、人などが近づくと警告音とパネル表示で警告し、約時速2kmまで自動的に減速。ハンドル操作で回避するゆとりを生み出す。

旋回速度抑制機能ならびに急斜面検知機能は標準装備。カーブなどでのハンドル操作時、操舵角を検知しその大きさに応じて減速をサポートするほか、傾斜地での走行では急斜面侵入を通知し降坂時の速度によっては減速をサポートする。タイヤはノーパンクタイヤ。

本体サイズは1,185×650×1,030mm(全長×全幅×全高)、重量は58kg。連続走行距離は約12km。価格は通常モデルが498,000円、Safety support搭載モデルが505,000円。

また、立ち乗りタイプのC+walk TとC+podを一部改良。C+walk Tは、4月に予定されている改正道路交通法に適合した歩道(公道)で移動可能なモデルとして5月に発売を予定。車両サイズや最高速度の見直しが行なわれる。C+podは、ペダル踏み込み時のブレーキフィーリングの見直しなどが行なわれ、リース契約での取り扱いも開始した。

C+walk T
C+pod