Spotify、パーソナライズ強化した新UI

Spotifyは8日(米国時間)、プロダクト戦略などを説明するグローバルイベント「Stream On」を開催し、新たなユーザーインターフェイスや、Podcastの強化などを発表した。

新インターフェースは、進化したレコメンデーションや新たなビジュアル、インタラクティブなデザインを採用。音楽、ポッドキャスト番組、オーディオブックのサブフィードをタップすると、パーソナライズされたプレイリスト、アルバム、ポッドキャストのエピソード、オーディオブックのプレビューをビジュアルとオーディオで利用できるようになる。

検索内の新しい「Discovery Feed」は、ユーザーは上下にスクロールすることで、お気に入りのジャンルの音楽の短いループ動画(Canvas)が確認することができ、新たなお気に入り曲を発見しやすくなる。関連するジャンルは、フィード内のハッシュタグを使用して探索できる。

また、音楽と同様に、ポッドキャストにも自動再生機能を導入。再生中のポッドキャストが終了すると、ユーザーの好みに合わせた関連性の高い別のエピソードが自動的に再生される。パーソナライズされたAIガイド「DJ」も発表されるなど、レコメンデーションを強化したアップデートとなっている。

また、アーティストへのロイヤリティについて解説する年次報告「Loud & Clear」を発表。100万ドル以上を稼ぎ出すアーティストと、1万ドル以上を稼ぎ出すアーティストの数が、過去5年間で2倍以上になったという。

アーティスト向けの機能としては、リスナーに対して、フルスクリーンで新譜をレコメンドするスポンサード広告「Marquee」などをSpotify for Artistsに追加。

ポッドキャスター向けのサービス「Anchor」は、「Spotify for Podcasters」にブランド変更。ビデオポッドキャストや、Q&Aや投票機能など、Spotify独自の機能をより幅広いクリエイターに利用できるようにした。Spotify for Podcastersは、ポッドキャストコンテンツの制作、管理、成長、マネタイズを一元化できる。