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大阪・難波に新街区「なんばパークス サウス」 7月にグランドオープン

大阪市のなんばパークス南側で開発が進められているエリアの名称が「なんばパークス サウス」に決定した。3月25日に一部開業、7月1日にグランドオープンする。

南海電鉄、大成建設、関電不動産開発、Centara Osaka Japan、ホテル京阪、ニッピが、難波中二丁目計画として進めている開発。総エリア面積は約8,915.34m2で、日本初進出となるタイの高級ホテル「センタラグランドホテル大阪」、オフィス空間「パークス サウス スクエア」、くつろぎの空間「ホテル京阪 なんば グランデ」の主に3つの施設で構成される。

センタラグランドホテル大阪 外観

このうちホテル京阪 なんば グランデが、ホテル内のレストランも含めて3月25日に開業する。そのほかは7月1日開業で、パークス サウス スクエアの飲食店や物販店は7月上旬開業予定。

外観は街区全体の外壁を統一し、「なんばパークス」との調和や一体感を考慮したデザインとしている。

3施設にわたり「SHOPS&RESTAURANTS」を展開。「上質なくつろぎ時間と新しい消費体験の提供」をコンセプトとし、地上約140mのルーフトップレストラン(センタラグランドホテル大阪33階)や、くら寿司のグローバル旗艦店(パークス サウス スクエア2階)など、13店舗が出店する。

くら寿司グローバル旗艦店は国内5店舗目で、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏がプロデュース・デザイン監修を手掛ける「ジャパンカルチャ―発信型」店舗。日本の祭をイメージした内装や、SNSでの拡散を狙いとした装飾や仕掛けなど、国内外の人が楽しめる店舗を目指す。

くら寿司 グローバル旗艦店 なんばパークス サウス

くら寿司と同じ2階に、寿司と同様に日本を代表する食ジャンルであるラーメン店「河童ラーメン本舗」が出店する。

ホテル京阪 なんば グランデは、自宅でくつろぐように滞在できるライフスタイル型ホテルとして展開。1階にはヒューマンテーブルが運営するレストラン「ALLY’s PASTA SHOP NAMBA」が出店する。

ホテル京阪 なんば グランデ ロビー

なんばパークス サウスの所在地は大阪市浪速区難波中2丁目。周辺には「なんばパークス」、「なんば CITY」といった大型商業施設があるとともに、南海電鉄 難波駅・今宮戎駅・新今宮駅やOsaka Metro なんば駅・大国町駅・恵美須町駅などから徒歩圏内で、にぎわいの中心地として恵まれている。

一方で、インバウンド等の旅行客需要に対応する宿泊機能の不足、大阪の北エリア等に比べてオフィスが不足、多岐に渡る利用シーンに対応する飲食店等の不足といった課題があった。

なんばパークス サウスは、なんばエリアで不足していた機能を備えることで、エリア全体の価値向上、地域経済の活性化に繋がる観光やビジネスなどの拠点となることを目指す。

なんばパークス サウスとなんばパークスが、2階の連絡デッキで直結。なんばエリア南側へアクセスしやくすなり、なんばエリアの回遊性向上にも繋がるとしている。

パークス サウス スクエア 2階ペデストリアンデッキ

なんばパークス サウスの名称については、2007年4月に全館開業したなんばパークスとの、機能面および顧客満足度向上に向けた相乗効果を狙いとしている。ロゴについても、なんばパークスのロゴを受け継いでいる。

そのほか、新しい街の誕生を伝えるシンボルとして「南を指すコンパス」のキービジュアルを作成した。

センタラグランドホテル大阪は1~2階にロビー・レストラン、3階および33階に宴会施設、4階にスパ&フィットネス、6~31階に客室、32~33階にレストランを備える。客室数は515室。

パークス サウス スクエアは7~14階にオフィス、2階に店舗、1階および3~6階に駐車場を備える。

ホテル京阪 なんば グランデは、1階にレストラン、2~9階に客室を備える。客室数は227室。