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国産先端半導体のラピダス、北海道千歳市に新工場 25年に試作ライン

国産での先端半導体製造を目指すRapidus(ラピダス)は、新たに建設する最先端半導体工場の建設予定地として、北海道千歳市を選定した。工場は、2025年に試作ライン、2020年代後半に量産ラインを立ち上げることを目標としており、政府による計画や予算承認を経て、具体的な準備を始める。

Rapidusは、'22年12月にIBMとの共同開発パートナーシップ締結を発表。IBMの2ナノメートル(nm)ノード技術のさらなる開発を共同で推進し、今回決定した千歳市の製造拠点に導入していく。

同社の小池淳義社長は、「北海道千歳市は、水、電力等のインフラに加えて、自然環境との調和においても、半導体の生産に最適。研究者や工場で働く従業員にとっても、充実した生活を営んでもらえる環境が整っている。グローバルでの人材交流やエコシステムの発展等、中長期的なポテンシャルがある点を踏まえ、工場の予定地として選んだ」としている。北海道の鈴木知事も歓迎するコメントを発表した。