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阿蘇くまもと空港リムジンバスにVisaのタッチ決済

九州産交バスなど7社は、阿蘇くまもと空港の新旅客ターミナルビル開業にあわせ、3月6日より空港リムジンバスにVisaのタッチ決済を導入する。

三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、Visaのタッチ決済を導入。熊本県では既に熊本市電が実証実験中。従来はクレジットカードで空港リムジンバスを利用する際は、事前に券売機で購入し、乗車する必要があったが、非接触・チャージ不要での乗車サービスを提供することで、地域の人や国内外からの空港利用者の利便性向上を図る。

対象路線は、阿蘇くまもと空港リムジンバスの熊本駅直行便(空港発のみ)、阿蘇くまもと空港直行便(西部車庫~県庁前~阿蘇くまもと空港)と「たかもり号」(西部車庫~県庁前~阿蘇くまもと空港~高森中央)。

乗車時の端末イメージ
降車時の端末イメージ

阿蘇くまもと空港新旅客ターミナルが3月23日開業

阿蘇くまもと空港の新旅客ターミナルは、熊本地震からの創造的復興のシンボルとして3月23日に開業予定。九州の中央に位置する熊本県に所在する空港として、「世界と地域にひらかれた九州セントラルゲートウェイ」を標榜。国際線をはじめとする航空ネットワークの拡充や、搭乗客の利便性向上を目指すとともに、飛行機に搭乗しない人も来場する施設として、交流人口の増加を通じて地域の活性化に貢献する。

新旅客ターミナルは、国内線・国際線一体型。搭乗間際までショッピングやグルメを楽しむことができ、県産木材が使われた搭乗待合エリアを整備する。保安検査後のエリアであるため、搭乗までの各種手続き時間を気にせず利用できる。

構造は大地震にも耐えうる構造とし、電源・通信・上下水道などの各種ライフラインを確保。災害時でも全ての空港利用者が安全かつ安心して滞在できる機能を提供する。国内基幹空港で導入されているファストトラベルを推進する最先端機器も導入し、待ち時間が少なく、スムーズな移動を実現するという。

テナントは、天草の海の幸や阿蘇の人気グルメなど熊本の食の魅力が詰まったフードエリアを中心に、熊本や九州の銘品・名店が楽しめる店舗や雑貨、アミューズメントなど計29店舗が出店する。

「鮨 福伸」握り寿司
「あか牛食堂よかよか」あか牛丼
「五木屋本舗」かりふわ
物産展イメージ

所在地は熊本県上益城郡益城町大字小谷1802番地の2。敷地面積は約217,000m2、延床面積は約37,800m2