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中野の大規模再開発始まる 「パークシティ中野」 ’25年12月竣工
2023年2月16日 14:27
三井不動産レジデンシャルと三井不動産は、東京・中野の中野駅前で計画している再開発事業において、街区の名称が「パークシティ中野」に決定したと発表した。
両社が推進しているのは中野区中野4丁目の「囲町東地区第一種市街地再開発事業」。同地区は中野セントラルパークの南側、線路との間にある地区で、中野駅の西側、徒歩4分の場所。東西に長く、面積は約2ヘクタール。
事業主の囲町東地区市街地再開発組合による決議で、街区の名称が「パークシティ中野」に決定。中野駅前では大規模な再開発事業が複数進行しているが、その先駆けになるとしており、2022年9月1に着工、2025年12月に竣工予定となっている。オフィスの開業は2026年1月、商業施設の開業は2026年春を予定する。中野区は、中野駅から囲町地区まで結ぶペデストリアンデッキの整備計画も発表している。
パークシティ中野には住宅棟が2棟、オフィス・商業棟が1棟建設される。なお、オフィス・商業棟の名称は「中野 M-SQUARE」に決定している。住宅棟の名称は今後決定される。
開発コンセプトは「緑があふれ 都市と自然とが融合した街づくり」としており、路地空間、広場、緑地空間を確保する。住宅棟は25階建と20階建で、オフィス・商業棟は12階建。オフィス・商業棟の1~3階は店舗。
住戸数(予定)は、807戸(A敷地545戸、B敷地262戸)。敷地面積は、A敷地が10,059.00m2(住宅棟、オフィス・商業棟)、B敷地が3,170.00m2(住宅棟)。
「パークシティ」は三井不動産レジデンシャルが提供するブランドのひとつで、再開発事業では「パークシティ大崎」「パークシティ武蔵小山」に次ぐ3例目となる。
なお、プロジェクトの地区名称にある「囲町」は、江戸時代の生類憐れみの令により、犬小屋を設けた犬の保護区「お囲い」のひとつがあった地区。現在の中野駅周辺はお囲いが5つもあったとされ、中野区役所の前にはこれにちなんだ犬の像が設置されている。