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三井住友カード、1枚でクレジットやデビットに切替え自在「フレキシブルペイ」

三井住友カードは、ビザ・ワールドワイド・ジャパンと協力し、1枚のカードに対し、アプリ上で「クレジット」「デビット」「ポイント払い(プリペイド)」の支払いモードを切り替えられるサービス「フレキシブルペイ」の提供を3月より開始する。三井住友カードと三井住友銀行がVisaと協働した世界初のサービス。

従来、Visaブランドで発行されるカードは「クレジット」「デビット」「プリペイド」とそれぞれ1枚のカードで1つの支払い機能を搭載していた。今回、Visaが提供開始する新決済機能は、発行会社が発行する1枚のカードもしくは1つのアカウントに、複数のカードやポイントプログラムを集約でき、消費者が決済ごとに支払い方法をアプリ上などで選んで使い分けることを可能にするもの。

「フレキシブルペイ」は、三井住友カードと三井住友銀行が開発する総合金融サービス「Olive」のキャッシュカード一体型Visaカードで提供を開始。1枚のカードに対し、アプリ上で「クレジット」「デビット」「ポイント払い(プリペイド)」の支払いモードを切り替えられるため、複数のカードを持つ必要がなくなる。

様々な支払いの組み合わせが可能となるが、銀行口座に紐づくデビットカードを含む場合、銀行口座の新しい使い方としてのVisaデビットの普及に寄与することも期待され、ATMを探したり、ATM手数料を払うことに対する不満解消にもつながる。

なお、Visaの調査によると約6割の人がこのような機能に興味があると答え、使いたい場所として、スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストアをトップ3に上げ、日常利用を中心に日本のキャッシュレス化の加速に貢献するものと期待しているという。