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渋谷最大の再開発 バスターミナル擁する街区が29年竣工

青山通りから渋谷方面を望む。右からA街区、B街区、C街区

渋谷二丁目西地区市街地再開発組合、東京建物、UR都市機構は、渋谷エリア最大規模の再開発「Shibuya REGENERATION Project」のA街区およびB街区について、東京都知事より組合設立の認可を受け、市街地再開発組合が設立されたことを発表した。2025年度着工、2029年度竣工予定。

場所は、東京都渋谷区渋谷二丁目12番・13番・14番・16番地内。東京建物等を事業主体とする任意の共同建て替え事業(C街区)とともに再開発プロジェクト「Shibuya REGENERATION Project」を構成している。

プロジェクト全体の敷地面積は約18,800m2、延床面積の合計は約322,200m2と、敷地面積および延床面積において渋谷エリア最大規模になるという。階数と高さは、A街区が地上5階・地下1階・約50m、B街区が地上41階・地下4階・約208m、C街区が地上41階・地下2階・約175m。

プロジェクト全体では、大規模バスターミナル、歩行者ネットワーク、広場を整備。バスターミナルの規模は付帯施設を含めて約5,000m2で、空港リムジンバス、高速乗合バス、観光バスの受入を予定している。

歩行者ネットワークについては、各街区を繋ぐ幅員の広いデッキを設置。渋谷駅から周辺市街地への歩行者のスムーズな回遊を促す。また、区道931号線の道路環境を改善し、歩行者、自動車にとって快適で利便性の高い道路を整備する。

そのほか、宮益坂の新たなにぎわい創出を図る上空広場、緑と大庇による渋谷駅周辺では希少な大規模な憩いの広場を整備する。

六本木通りから見たB街区
青山通りから見たA街区

国際競争力強化に資する都市機能の導入を計画しており、異分野と融合した幅広い知見や経験を有した高度人材としてのSTEAM人材を安定的に輩出する人材育成拠点を整備する。外国人等の多様なニーズにも対応するため。短期滞在向けの宿泊施設、中長期滞在向けの居住施設を整備する。

街区ごとの敷地面積は、A街区が約1,700m2、B街区が約12,800m2、C街区が約4,300m2。用途は、A街区が店舗等、B街区が事務所・店舗・ホテル・人材育成拠点・バスターミナル・熱源機械室・駐車場等、C街区が住宅・生活支援施設・駐車場等。