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東京ジャイアンツタウン、よみうりランド隣地に25年オープン 新GIANTS球場と水族館
2023年1月26日 12:20
東京都稲城市のよみうりランド遊園地に隣接するエリアで計画している「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)の構想が固まった。読売新聞東京本社と読売巨人軍が進める「新GIANTS球場」の建設計画によみうりランドが参画し、国内初となる水族館一体型の球場を建設するとともに、周辺に飲食・スポーツ関連施設などを展開する。
読売ジャイアンツがかつて練習の場にしていた「多摩川グラウンド」は、近隣の人が立ち寄り、未来のスター選手に気軽に声をかけることができた集いと交流の場だったという。東京ジャイアンツタウンは、そうしたジャイアンツの「心のふるさと」の再現・発展を目指すという。
生きものたちの命を育て、次世代に伝える水族館を併設。新たな人の流れを創出し、地域に賑わいを生み出すとする。また、遊園地、植物園、ゴルフ場、温浴施設など、よみうりランドの他のレジャー施設と連携し、スポーツとエンターテインメントが融合した緑あふれるまちづくりを目指す。
中心に新GIANTS球場と水族館
構想の中心となるのは「新GIANTS球場」。関東平野を見渡す多摩丘陵の自然に溶け込む開放感あふれるスタジアムとし、レフトスタンドの後方に、よみうりランドが手がける水中回廊を備えた本格的な水族館を併設する。
新GIANTS球場は、人工芝の野球場で中堅122m、両翼100m。収容人数は2,700人。イースタン・リーグ公式戦と読売ジャイアンツの練習に活用するほか、貸し球場として大学・社会人や女子野球、高校野球の予選などでも利用予定。イースタン・リーグの公式戦は、よみうりランドに隣接する天然芝の読売ジャイアンツ球場と、人工芝の新GIANTS球場の二つの球場で開催することになる。
芝生席が広がる外野席から、コンコースを通ってすぐ水族館へ行くことができ、国内初となる水族館一体型の球場となる。新GIANTS球場のオープンは2025年3月を予定。水族館もあわせたグランドオープンは2026年度中。また、飲食店やスポーツ関連施設も誘致する。
水族館は、多摩地区で唯一の内陸型水族館となり、テーマは「生きものが主役」「生きものの世界を人が訪れ、同じ時間を共に過ごす」。
海中環境を人工海水で再現し、大型水槽の中を人が歩ける水中回廊やアシカなどの生態を間近で観察できるゾーンを設ける。年間を通じて様々なイベントを展開する「企画展示ホール」も設置。多摩川水系の展示にも注力し、地元の生態系を楽しく学べる場も提供する。施設面積は8,600m2(延床面積+屋外面積)、地上3階・地下1階。