LINEドクター、オンライン服薬指導を開始 日本調剤と連携

LINEヘルスケアは、オンライン診療「LINEドクター」において日本調剤と連携し、オンライン服薬指導の提供を開始する。

LINEドクターは、LINEアプリ上で診療の予約、無料ビデオ通話での診療、決済を完結できるサービス。LINEユーザーであれば、新たにアプリをダウンロードすることなく、体調不良時にLINE上で医師とつながり診療を受けることが可能。'22年12月より全国エリアを対象に院内処方薬の配送サービスを提供していた。

オンライン服薬指導は、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行による影響などからサービス需要が増加していることを受けての取り組み。日本全国に展開している日本調剤と、家で診療を完結できるLINEドクター双方の強みを生かして医療逼迫の緩和に貢献することを目指す。

従来は院内処方の医療機関にて処方薬の配送サービスを提供していたが、オンライン服薬指導の提供開始に伴い、院外処方の医療機関にも協力してもらい、サービスの提供体制を強化するという。

「LINEドクター」を利用するには、LINE公式アカウント「LINEヘルスケア」と友だちになり、メニュー画面上の「通院0分！お薬までお届け！」または、メニューボタン横の「LINEドクター」を選択する。

ほしい薬の種類や、希望する診療時間、配送日を設定し、診療に必要な基本情報や、書類、決済方法を選択すると、予約した医療時間に医師とLINEのビデオ通話で診療を受けられる。診療後、薬を処方された場合は薬剤師からLINEのビデオ通話で服薬指導を受け、自宅で薬の受け取りが可能となる。オンライン診療とオンライン服薬指導は、一度の設定で予約できる。

主な取扱い薬は、皮膚科の薬、鼻炎の薬、ニキビの薬、高血圧の薬、風邪の薬、便秘の薬、低用量ピル、AGAの薬。

サービス利用料は660円。薬の配送料は通常配送(診療の実施後1～4日以内)が440円で、即日配送の場合1,050円。