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JR九州と西日本鉄道、QRコード化したデジタルチケットを開始

JR九州と西日本鉄道は、「my route」で発売するデジタルチケットの一部をQRコード化し、一部の駅に設置するQRコードリーダー端末にかざして改札を通過できる実証実験を1月28日から開始する。

従来は、宮崎地区でデジタルチケットQRコード判定を活用した実証実験を行なっていたが、福岡、長崎地区に実証実験のエリアを拡大する。

これまでは、有人改札ゲートで係員がモバイル端末のデジタルチケット画面を目視してきたが、今回の取り組みにより、デジタルチケットのQRコード画面をQRコードリーダー端末にかざすだけで、スムーズに改札を通過できる。QRコードリーダーは日本信号製。

QRコードチケット化に対応する対象券種は、JR九州の長崎スローラインきっぷ、ぶらり大村線きっぷ、西日本鉄道の太宰府・柳川観光きっぷ。

券面イメージ

QRコードリーダー端末は、JR九州の長崎本線(諫早駅、長与駅、浦上駅、長崎駅)、佐世保線(早岐駅、佐世保駅)、大村線(ハウステンボス駅、大村駅)の8駅、西日本鉄道の天神大牟田線(西鉄福岡(天神)駅、薬院駅、西鉄柳川駅)、太宰府線(太宰府駅)の4駅に設置される。

QRコードリーダー端末イメージ

実証実験は、国土交通省が推進する「令和4年度 日本版MaaS推進・支援事業」により採択された「九州における広域MaaS推進事業(仮称)」におけるデジタルチケットQRコード判定によるUI向上と利用データ収集の取組みの一つとして実施する。