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「横浜駅周辺災害時帰宅支援マップ」公開

横浜駅東口・西口の4団体は、大地震などで交通機関が途絶し、駅周辺に多数の滞留者が発生した場合に備え、「横浜駅周辺災害時帰宅支援マップ」を作成した。1月17日の「防災とボランティアの日」に、54の事業所などに紙製マップを配置するとともに、マップデータのダウンロードを開始する。

製作に携わったのは、横浜駅東口共同防火・防災管理協議会、横浜駅西口共同防火防災管理協議会、横浜駅東口振興協議会、横浜西口エリアマネジメントの4団体。横浜駅を中心に、訪れる人や勤務する人の帰宅を支援するほか、災害時に適切な対応が取れるよう配布する。徒歩帰宅可能な人がこのマップを活用し帰路につくようにすることで、横浜駅周辺の滞留者の緩和と混乱防止を図る。

構成は、「横浜駅周辺拡大図」「横浜駅周辺図」「広域図」の3種類のマップ。自分がどこにいて、目的地がどの方面であるかを明示し、徒歩帰宅時に有効に活用できるよう工夫しているという。また、徒歩帰宅ができない人でも活用できるよう、「横浜市帰宅困難者一時滞在施設検索システム」の二次元コードを記載している。

そのほか、平常時から知っておきたい、一時避難場所や主な地点の海抜、津波浸水予測図、徒歩帰宅時の注意事項、車の帰宅に関する注意事項などの防災情報を記載している。

マップのデータは、横浜駅東口振興協議会、および横浜駅西口共同防火防災管理協議会が公開している。

配布するマップのサイズはA2版(縦59.4×横42cm)で、折畳み時は縦9.9×横21cm。製作部数は6万部。