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東京駅前に花吹雪の複合施設「YANMAR TOKYO」開業 お米の魅力発信

ヤンマーは、東京・八重洲の複合施設「YANMAR TOKYO」に体験型ギャラリーやヤンマー直営のレストラン、ショップなど計6店舗を1月13日11時にグランドオープンする。

創業者の精神やビジョンの根底にあったヤンマーの価値観とする「HANASAKA(ハナサカ)」の取り組みと一つとして、日本の食文化であるお米や、日本を支えてきた一次産業である農業に着目。新規就農者の支援につながる取り組みや、食品生産に関する情報などを発信していく。

ビルの外観にはHANASAKAのロゴマークと花吹雪をデザイン
エントランス

HANASAKAの取り組みとしてはこれまで、スポーツ分野ではJリーグクラブ・セレッソ大阪が育成アカデミーに集まる若い才能を長期的にサポートするため「ハナサカクラブ」が2007年に発足。その他、ミューラル(壁画)でアート文化を育て、アーティストを応援するプロジェクト「HANASAKA MURAL(ハナサカ ミューラル)」や、次世代を担う若者たちに農業と農村の未来について、自由な発想を論じてもらうことを目的としたヤンマー学生懸賞論文・作文など、多岐にわたる領域で展開している。

HANASAKAのロゴマークはクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏がデザイン。桜の花を表現したHANASAKAのロゴマークはヤンマーのブランドマーク「FLYING-Y」を組み合わせて構成されている。

HANASAKAのロゴマークをベースにしたオブジェ

なお、ヤンマーの名称は「オニヤンマ」「ギンヤンマ」などトンボの王様とされる「ヤンマトンボ」と創業者・山岡孫吉の「ヤマ」をかけて命名されたもの。豊作の象徴としてのトンボが沢山飛んでいる風景=幸せの風景という意味が込められているという。FLYING-Yのロゴマークはトンボをイメージしてデザインされ、これをサクラの形状に再構成したのがHANASAKAのロゴマーク。

商業フロアは地下1階~2階

商業フロアは、地下1階、1階、2階の3フロアから構成。お米の魅力を発信するギャラリーや店舗がオープンする。

地下1階のイベントスペース「HANASAKA SQUARE」では、吹き抜けの天井を生かした桜のアートワークなど佐藤可士和氏監修の開放的な空間を設置。来街者向けのコミュニティイベントなども実施予定。また「HANASAKA STAND」では、「HANASAKA」を体現する人やその活動を映像や展示物を通じて体感できる。

HANASAKA SQUARE
桜の花びらの表面は和紙、裏面を金属としてキラキラと光を反射する
HANASAKA STAND
地下1階は東京駅と直結している

店舗としては、地下1階には、海苔弁当のテイクアウト店「海苔弁八重八」がオープン。日本を代表する放送作家・プロデューサーの小山薫堂氏が監修する、お米にこだわるヤンマー直営の海苔弁当のテイクアウト店としている。特別栽培米のコシヒカリを羽釜で丁寧に炊き上げ、海苔は三河湾産の初摘みを使用することでこだわりの美味しさを追求。副菜には季節の野菜コロッケやプチトマトの甘酢漬けなど、バラエティ豊かなお弁当に仕上げている。

海苔弁八重八
とり重1,300円~

地上1階には、自分にあったお米を見つけられる「KOME-SHIN(米心)」、日本酒アイスクリーム専門店「SAKEICE Tokyo Shop」(サケアイス トーキョーショップ)がオープン。

KOME-SHINは、「ワインのようにお米を楽しむ」をコンセプトに各地の珠玉のお米を2合からワインボトルに入れて販売する商品「RICE TERROIR(ライス・テロワール)」を提供。同じ品種でも地域によってさまざまな違いがあり、その中から選りすぐりのお米を選んで販売する。

KOME-SHIN

お米は日本中の農家とつながるヤンマーならではの多種多様な品種を揃え、京の米老舗 八代目儀兵衛とコラボレーション。パッケージには「お米の美味しさバロメーター」をデザインしている。指標化した独自の美味しさバロメーターによりお米の特長がわかりやすく、自分に合ったお米に出会えるという。また、ポークたまごおむすびなどお米を主役に食材を組み合わせたメニューをテイクアウトで販売する。

選りすぐりのお米を販売
ビンにはお米の特徴が一目でわかるバロメーターを記載
ポークたまごおむすびなどテイクアウト品も販売

SAKEICE Tokyo Shopは、日本酒を練り込んだアイスクリームを販売。実際にアルコールを含んでいるのが特徴で、店舗としては日本初という。日本中の酒蔵とコラボした商品を開発し、身近なスイーツであるアイスクリームをきっかけに、日本酒文化に触れる機会を提供する。

SAKEICE Tokyo Shop

アルコールを含んだ日本酒アイスクリームは未成年やドライバーには提供できないが、ヤンマーオリジナル食材のライスジュレを使ったお米アイス(ノンアルコール)も販売する。2月からは日本酒の販売も行なう予定。

価格はシングルが550円、ダブル750円、トリプル900円
カップアイスも販売
スタンダードな「日本酒アイスクリーム」。4%のアルコールを含む。この他にも各種ブランドを使用したアイスクリームを販売する

地上2階には複合店舗「YANMAR MARCHÉ TOKYO」を展開。お米と楽しむイタリアンレストラン「ASTERISCO(アステリスコ)」と、日本中の特産品を販売する「TOCHI-DOCHI(トチドチ)」がオープンする。

ASTERISCOは、小山薫堂氏が監修し、La Brianza(ラ・ブリアンツァ)オーナーシェフの奥野義幸氏がプロデュースするヤンマー直営のイタリアンレストラン。ディナータイムには、四季折々の旬の食材を使用した小皿料理をワゴンサービス「YUMCHA STYLE(ヤムチャスタイル)」で提供。食材の魅力や生産者のストーリーについて、スタッフから説明を受けながらメニューを選べる対話型サービスが特徴としている。

ASTERISCO
東京駅が目の前
ランチは2,000円~
YUMCHA STYLEで提供される料理

TOCHI-DOCHIは、ANA Xが企画・運営する地域の特産品を販売する店舗。店内のオープンキッチンを活用したイベントなども定期的に開催し、地域の魅力を発信していく。

オープン時は九州の物産を取り扱う

米作りの歴史を学べる「ヤンマー米ギャラリー」

米作りの歴史と今を学び、未来のカタチについて考えるきっかけを提供する、デジタル技術を活用した体験型ギャラリー(入場料無料)。ギャラリーのディレクションは佐藤可士和氏、デザインは伝統的な茅葺き(かやぶき)技法を現代に生かすクリエイターである茅葺き職人 相良育弥氏とコラボレーションし、ヤンマーロゴや什器類を稲藁で製作した。

ヤンマー米ギャラリー
稲藁で作られたFLYING-Yロゴ
その他の什器類も稲藁を使用

コンテンツは、自身の性格をお米の品種に紐づけて診断できる「お米の性格診断」や、米作りの際の問題とその解決方法を見つけるゲーム「お米づくりの知恵」、世界各地のお米料理の作り方や豆知識を見ることができるタッチパネルコンテンツ「お米の料理MAP」など、大人も子どもも楽しめるものを用意している。

本物の桜が咲くフォトスポットイベント

YANMAR TOKYOの開業を記念し、1月13日から3日間は、「HANASAKAお花見ウィークエンド」として、8階の特設会場で誰でも参加できる期間限定フォトスポットイベントを開催。会場では「HANASAKA」を象徴した本物の桜の木が登場し、一足早くお花見を楽しめる。

実際に開花している桜の木を展示

また、各日先着100名には、お弁当として特製「HANASAKA寿司重」が無料で提供されるほか、小学生以下の子供を同伴している場合は「HANASAKA MURALクーピーペンシル」(先着数量限定)などもプレゼントされる。

HANASAKA寿司重