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JR東日本、駅ゴミ箱の分別を5種類に 東京・大崎・川崎

JR東日本は、駅に「リサイクルステーション」を設置し、これまで3分別だったゴミ箱の投入口を、5種類に変更する。新しい投入口は、「新聞・雑誌」「ビンカン(分割)」「ペットボトル(分割)」「廃プラスチック」「紙類・木類」。12月5日に東京駅、12月16日に大崎駅、11月7日に川崎駅に設置した。

同社は循環型経済(サーキュラーエコノミー)へ移行するため、鉄道利用時や駅ナカで排出される廃棄物を減らしつつ、排出される廃棄物については再資源化して循環利用を目指している。

この取り組みの一つとして、駅に「リサイクルステーション」を設置。回収した廃棄物の再資源化および再利用を推進し、分別の向上や分別された資源物のリサイクルループの持続的な構築を目指す。

リサイクルステーションは5種類の投入口を設け、わかりやすいピクトグラムと色で表示。分別を促す「下向き投入口」も採用する。設置場所は、東京駅、大崎駅、川崎駅の3駅で、有効性を検証していく。

東京駅は、丸の内地下中央口エスカレーター付近に設置。設置期間は、12月5日~未定。認知度向上および分別促進を検証する。

大崎駅は、北改札口コンコーストイレ前に設置。設置期間は、12月16日~未定。リサイクルステーションの設置とあわせて、自動販売機を運営しているJR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニーが、12月24日にペットボトル専用の新型「リサイクルボックス」を設置し、駅全体での資源循環に共に取り組んでいく。

川崎駅は、北コンコース内に設置。設置期間は11月7日~'23年3月31日。川崎駅では8月から「かわさき循環プロジェクト」に参画しており、川崎市内のペットボトルのリサイクルに取り組んでいる。今回、ペットボトルに加えて廃プラスチックの高度利用に向けたリサイクルに取り組む。

大崎駅

なお、同社の廃棄物の再資源化は、「収集・加工・利用」の3つのフェーズに分けて取り組みを進める。「収集」ではリサイクルステーションを設置。

「加工」では駅や列車で回収した廃プラスチックのRPF化、およびケミカルリサイクルによる水素化。また新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」の水平リサイクルを行なう。

「利用」では、廃プラスチックから生み出された水素を、水素ハイブリッド電車「HYBARI」へ活用。また、リサイクルステーションで回収したペットボトルをサントリーの飲料製品へ再利用する。