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東海道新幹線、貸切車両サービス開始 グリーン車も可

JR東海ツアーズ 東海道新幹線貸切車両パッケージ

JR東海は、東海道新幹線を号車単位で貸切り、車内でオリジナルイベント等を実施できる「貸切車両パッケージ」の販売を開始した。企業の報奨旅行や社員研修等の利用を想定している。

対象列車は、東京駅~新大阪駅間で運行を完結する「のぞみ号」。首都圏(東京駅・品川駅・新横浜駅)発着の、名古屋駅、京都駅、新大阪駅までのいずれかの区間で利用できる。

設定号車は普通車(13号車~16号車)およびグリーン車(8・9号車)で、1両単位で貸切可能。なお、1編成(1~16号車)を貸切る場合には、これらの号車によらず貸切にできる。

オプションメニューとして、オリジナルヘッドカバーの設置や通路へのレッドカーペット敷設に対応。また、車内に搭載した液晶モニターやスピーカーを利用し、任意の映像や音楽を楽しむこともできる。そのほか、車内広告枠を活用した写真の飾り付け、網袋へのオリジナルのパンフレット・ノベルティ等の設置にも対応する。

オプションメニュー

特別なおもてなしとして、貸切号車専属の乗務員・パーサーの手配が可能。また、乗務員やパーサーと同じ制服の貸出も行ない、乗客が着用することもできる。

駅では、出発もしくは到着時に、駅係員のグリーティングやオリジナルの横断幕を掲げての見送り・出迎えを行なう。特別なメッセージを新幹線改札付近にあるサイネージに掲出することもできる。

特別なおもてなし

販売は、JR東海ツアーズおよびJTB。JR東海ツアーズでの申し込みは、乗車日の2カ月前まで、料金は別途相談。

JR東海ツアーズでは、「スポーツやコンサートのファンの集い」で、車両空間を好きな写真やポスターで飾り付けして、現地に移動。到着後はそのままスタジアムやコンサート会場に直行するといった事例や、自治体向けの「移住促進モニターツアー」、社内イベントで現地までの移動の間に「社内会議」といった利用例を紹介している。