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アスクルが回収したクリアホルダーを100%使った「ジェットストリーム」
2022年12月14日 14:38
三菱鉛筆は、アスクルの「アスクル資源循環プラットフォーム」に参画し、日本国内で回収された使用済クリアホルダーを再利用したボールペン「クリアホルダーからつくったジェットストリームボールペン」を製造。12月14日にアスクルより発売した。価格は168円。
軸材に、日本国内で回収されたクリアホルダーから再資源化した再生樹脂を使用し、リフィルにジェットストリームを搭載したノック式油性ボールペン。再生樹脂の再生材比率は100%。環境に配慮した商品として、企業や法人、団体のノベルティ需要に対応する。
同製品は、アスクル資源循環プラットフォームの取組から生まれた新PBシリーズ「Matakul(マタクル)」の1つ。アスクル独自に構築した「使用済みクリアホルダー回収リサイクルスキーム」に則り、広く国内の事業所より使用済みクリアホルダーの提供を受け、分別・再資源化し、製品化を実現した。
クリアホルダーが単一素材、ほぼ同一形状であることに着目し、効率のよい資源循環を実現できるという考えに基づいて使用済クリアホルダーを回収。回収後はまず、分別事業者により透明、色・柄・文字入りの2種類に分別される。その後再生原料製造事業者に運ばれ、溶解、再生ペレット化する。
専門家の物性の分析と評価で回収した使用済みクリアホルダーを原料とした再生ペレットの品質が、製品化する上での条件をクリアしていることが確認できたことで、製品化を実現した。約99%再資源化できることを確認している。
マットな風合いが日常生活にもなじむ、ミニマルな軸デザインを採用。クリップ形状は「メビウスの輪」をイメージし、循環や再生を表現した。軸が透明なため、インク残量が一目でわかり、適切な時期にリフィルを交換できる。
ボール径は0.5mmで、インク色は黒。替芯は「SXR-5」(価格:110円)を使用する。
アスクルのMatakulシリーズ第1弾製品はジェットストリームボールペンのほか、リヒトラブ製の「クリアホルダーからつくったクリアホルダー」(10枚入199円)、ライクイット製の「クリアホルダーからつくったブリックス ペン立て/小物入れ」(ペン立て418円、小物入れ618円)をラインナップする。