ニュース
保護犬・猫を引き受ける新愛称「迎え主」 アマゾンと環境省
2022年12月8日 13:19
Amazonは、環境省による犬猫の譲渡促進と活躍の場の拡大に向けたパートナーシッププロジェクト「つなぐ絆、つなぐ命」の一環として募集した、保護犬・保護猫を迎え入れた飼い主を表す新愛称を、「迎え主(むかえぬし)」に決定した。
「つなぐ絆、つなぐ命」は、環境省が取り組んできた、人と動物が共生する社会の実現に向けてもっとも身近な動物である犬猫の殺処分を減らしていくため、様々な事情により自治体や動物保護団体に引き取られた犬猫の譲渡を推進するプロジェクト。趣旨に賛同する様々な主体と環境省がパートナーシップを結んで取り組む形で動物愛護に携わる多くの人が参画することを目指し、'21年8月に開始した。
Amazonは、「つなぐ絆、つなぐ命」の一環として、保護犬・保護猫関連団体・企業のアニマル・ドネーション、Do One Good、PETOKOTOの後援と、ペット関連用品メーカー各社の賛同により、保護犬・保護猫の譲渡が当たり前の選択肢の一つとなる社会環境づくりを目指す「保護犬・保護猫 Welcome Family Campaign~両想いで家族になろう~」を9月20日より実施。「保護犬・保護猫の飼い主」を表す愛称を募集していた。
新愛称の応募は2,577件あり、その中から「迎え主(むかえぬし)」に決定。従来の「里親」という所有権を持たない親を表す言葉よりも、保護犬・保護猫と家族になることをより身近に表すための名称としており、今後のAmazonや環境省および保護犬・保護猫関連団体・企業による様々な活動において使用される。
また、保護犬・保護猫を家族として迎え入れた際の「Welcome Familyストーリー」の募集コンテストをメディアプラットフォーム「note」にて行ない、1,000作品の中から計15のストーリーが受賞作品に選ばれた。グランプリはelicaさんの「一緒に生きよう。幸せになるために。」。
受賞作品は、特別番組「Amazon presents 『みやぞん校長のWelcome Family学園』」に出演したタレントのみやぞんさん、同コンテストをサポートしたライターの田中裕子さんと漫画家の佐倉イサミさんのストーリーを加えた形で、'23年上半期にKindleダイレクト・パブリッシングにて「家族になろうね みんなのウェルカムストーリー」として出版される。価格は250円。売上はアニマル・ドネーションを通じて動物福祉に使用される。
さらに、10月1日より新たにパートナー制度を拡充。「Amazon保護犬・保護猫支援プログラム」に登録されている対象の保護犬・保護猫関連団体およびその団体から譲渡を受けた「迎え主」へ、賛同メーカーの対象商品を割引価格で提供する特典が用意された。保護犬・保護猫関連団体は対象商品が常時15%OFF、団体から譲渡を受けた迎え主はクーポン利用で対象商品が初回20%OFFで購入できる。一部割引率が変更する商品もある。
加えて、Amazonでは同キャンペーンに参加したユーザーへの感謝の意を込め、賛同メーカー各社のペットフード・ペット用品を対象とした「Thank You セール」を12月17日9時から12月19日23時59分まで実施する。