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日ハムの新球場に「ビッグボスシート」やサウナ。7種のスペシャルシート
2022年12月2日 18:30
ファイターズ スポーツ&エンターテイメントは、2023年より北海道日本ハムファイターズの本拠地となる新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコン フィールド)」の観戦座席の概要を決定した。多様なシートバリエーションを用意するほか、サウナと水風呂を楽しんだ後に観戦できる「ととのえテラスシート」や、新庄監督がダグアウトで座るシートと同じ素材を使った「BIGBOSSシート」などスペシャルシートを設置する。
エスコンフィールドでは、左右非対称で3層構造のスタンド段床とすることで、スタンド全体がフィールドに近づき、用途や目的、周辺施設との関係性に合わせた観戦環境を提供する。
収容人数は最大35,000人(観客席:約29,000席、入場券:最大6,000人)。フィールド上の試合とコンコースおよび外部のエンターテイメント要素の連続性を保つことで、スタジアム内外が一体となる様々な観戦体験を楽しめるとしている。
シーティング設計におけるコンセプトは、「圧倒的な臨場感」「劇的瞬間を見逃さないサイトラインの確保」「多様な目的に応じたシートバリエーション」「十分なシートスペース確保」「スタジアム内の回遊を促すシートアクセス最大化」の5つ。
臨場感については、3層構造のスタジアム特長を生かし、最前列座席を増やしている。特に、ダグアウトクラブシートやフィールドレベルは、選手に手が届きそうな臨場感を体感できるという。
サイトラインについては、FIELD LEVELバックネット裏中央のセクションの前後の座席を互い違いに配置。内野スタンドの一部座席は段床角度よりも座席をピッチャーズマウンドとホームプレート間(PCライン)向きに傾けた雁行配置として、すべての座席がPCラインに視線が集中する設計としている。
シートバリエーションは、VVIP用・VIP用・一般用と、様々な来場者の観戦シーンを想定し、座席の素材・幅・奥行などが異なる12種類の製品を配置。また、長時間の観戦しても疲れにくいよう、8割以上の座席座面にクッションもしくはパット付きを採用した。
シートスペースは、座席の間口(手摺中心間)サイズ485~600mm、奥行サイズ840~1,200mmを確保。「スタジアム座席=狭い」の概念を覆したゆったりと観戦できる設計としている。
シートアクセスについては、188あるセクションの7割を超える135セクションの座席で、同列の座席を12席以内で設計。これにより通路に面した座席を多く確保するとともに、座席への出入りのしやすさを考慮したシーティングデザインを取り入れている。
そのほか、「コカ・コーラシート」「リポビタンDプライベートBOX」「セブン-イレブン ブルペンシート」「ユニ・チャーム マナーウェアドッグスイート」「ととのえテラスシート」「七つ星横丁カウンターシート」「BIGBOSSシート」の、7種類のスペシャルシートを用意。
コカ・コーラシートは2階、一塁側で、コカ・コーラ ゲートからすぐ近くにある4名用テーブル付シート。座席はMLBでも多数採用されているという4TOPPSのシートを採用し、メッシュ生地の椅子の座り心地の良さを特徴としている。コカ・コーラのソフトドリンク飲み放題。
リポビタンDプライベートBOXは1階、ライト側で、家族やグループ向け、5枚組・7枚組。シートのすぐ近くには、子供連れの利用を想定した「リポビタンキッズ PLAYLOT by ボーネルンド」がある。また、ファイターズ選手が実際に選手サロンで食べているメニューを味わえる「選手ダイニングメニュープレート」をオプション購入(1名につき3,000円)できる。
セブン-イレブン ブルペンシートは1階、ライト・レフト側で、外野エリアに設置された投手が投球練習を行なうブルペンの雰囲気を感じられるという特別シート。このエリアのシートには通常の外野席に比べ、背座にパッドが入ったグレードの高い座席を用意している。
なお、ブルペン横エリアは、家族やグループ向けの4枚組(ライト側)・6枚組(レフト側)となっている。
ユニ・チャーム マナーウェアドッグスイートは、2階、ライト側で、犬と一緒に観戦ができる、3枚組・4枚組のBOXシート。BOX内には扉付きのドッグハウスを設置している。床は、犬が快適に過ごせるよう人工芝となっている。
ととのえテラスシートは、天然温泉と本格サウナを楽しめるTOWER 11で、フィールドを見下ろせる最前列の座席(水着など着用ゾーン)。温泉で温まり、サウナと水風呂の温冷交代浴を楽しんだ後に“試合を見ながらととのう”という観戦体験ができる。24席。
七つ星横丁カウンターシートは2階、三塁側で、座席の後ろ側に全国の銘店グルメが楽しめる七つ星横丁がある、5枚組・6枚組・8枚組のシート。食事を楽しむためのカウンターが設置されている。
BIGBOSSシートは1階、センター側で、BIGBOSSこと新庄監督がダグアウトで座るシートと同じ素材を使った座席を設置。座席からの眺望の良さも特徴としている。