イケア、国内店舗初の倉庫自動化 IKEA Tokyo-Bay

イケア・ジャパンは、関東圏の大型店舗で行なっていた小物配送の商品ピックアップ業務をIKEA Tokyo-Bayに集約し、同店の倉庫にオートメーションシステムを導入した。国内のイケア店舗で初のオートメーション化となる。

イケアでは関東圏をひとつのマーケットと捉え、店舗間の連携を進めている。小物配送のための商品ピックアップ業務は、関東の大型の4店舗(IKEA新三郷、IKEA Tokyo-Bay、IKEA立川、IKEA港北)から千葉県の南船橋にある「IKEA Tokyo-Bay」に集約した上で、自動倉庫型ピッキングシステム(AutoStore/オートストア)を導入、11月24日から稼働を開始した。

これにより、従業員が店内を歩き回り小物・雑貨をピックアップし発送していた従来と比べて、約8倍の作業効率で発送が完了するという。またオートストアにより従業員の作業を減らし、現場では身体への負担も軽減する形状や仕組みを導入、働きやすい環境を構築する。

このほか商品受取センターは全国6カ所に開設しているが、2023年末までに追加で10拠点以上を開設する予定。さらにIKEAポップアップストアも積極的に展開する方針としている。