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請求書カード払いへ JCBとデジガレがB2B取引デジタル化

JCBとデジタルガレージ(DG)は、銀行振込の請求書をクレジットカード払いに切り替えるこ「DGFT請求書カード払い」を10日から開始した。

DGFT請求書カード払いは、銀行振込の請求書をクレジットカード払いに切り替えて、実質的な支払い期日を繰延できる決済サービス。中小事業者の季節要因による定期的な資金不足や突発的な資金調達ニーズなどの日常の資金繰りの課題を解決する狙い。

海外では、クレジットカードを用いた同様のB2B向け決済サービスが主に中小事業者間で浸透してきており、日本においても改正電帳法の施行や、'23年10月スタートのインボイス制度などでB2B取引全体のデジタル化が急速に進むと見込まれている。

DGFT請求書カード払いを導入することで、買い手企業は、売り手企業がカード決済に対応していない場合でも、JCBカードでクレジットカード決済を利用できる。買い手企業は、同サービスのウェブサイト上で利用登録を行ない、支払い対象となる取引先/請求書の登録、カード決済の実行、振込状況の確認ができ、安心かつ便利にサービスを利用できるという。

同サービスでDGグループは、買い手企業がクレジットカードで支払い完了後に売り手企業の指定口座へ送金する振込代行業務を担う。

この取組はJCBとデジタルガレージの提携の第1弾と位置づけられる。セキュアなシステム基盤・運用体制の決済プロバイダー(PSP)を提供するDGと、日本国際カードブランドを運営するJCBが相互のアセットを持ち寄り、B2B市場に向けた新規事業・サービスの開発を推進していく。