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ZOZO初のリアル店舗 無料でスタイリング、ヘアメイク撮影
2022年11月9日 15:55
ZOZOは、同社初のリアル店舗を12月16日に表参道にオープンし、パーソナルスタイリングサービス「niaulab by ZOZO」を開始する。服は販売せず、店舗を2時間貸し切ってスタイリング提案を受けられるサービスで、利用料は無料。12月16日より応募を受け付ける。
コンセプトは、「『似合う』で、人は笑顔になる」。ZOZO独自の「niaulab AI by ZOZO(似合うラボ AI)」と、プロのスタイリストの知見を掛け合わせ、貸し切りでパーソナルスタイリングサービスを提供する。
似合うラボ AIは、同社のファッションコーディネートアプリ「WEAR」が持つ、約1,300万件のコーディネートデータをもとに構築。ZOZO研究所による「似合う」の研究が活用されている。
パーソナルスタイリングサービスでは、プロのスタイリストが悩みやなりたいイメージなどをヒアリングし、事前アンケートの回答結果とともに、好みに合いそうなコーディネートを3パターン提案する。
利用はまず、LINEの専用アカウントから「似合うラボ」に応募。当選者は、ファッションに関する悩みや好みについてアンケートを回答し、当日店舗でスタイリング提案を受けられる。
提案後は、気に入ったスタイリングでプロによるヘアメイクを受けられ、フォトグラファーが写真撮影を行なう。最後にスタイリングのポイントが書かれたカードや写真を受け取って体験終了となる。
店内に用意されるアイテムは、ZOZOTOWNで取り扱う幅広いブランドの中から、常時700点以上を用意する。セレクトされたアイテムはZOZOTOWNで購入可能。
「似合っているか」自信がない
ZOZO 代表取締役社長兼CEO 澤田宏太郎氏は、新サービスについて以下のように述べた。
「普段からZOZOを使っているようなファッションが好きな人でも、服が『似合っているか』と聞かれると自信がなく、現状不満を抱えている人が多くいます。私たちはファッションを売るということを創業以来やっており、そこはある程度できていると感じております。次なるステップを考えたときに、現状ある不満を解消すべきだと思い、その第1歩が似合うラボです」
今後の展望については「ZOZO初のリアル店舗ですが、これはまだ研究段階です。課題としては、このサービスをネットの世界で完結するにはどうするべきかというものがあります。似合うラボでさまざまなお客様に似合うものを提案した先に、ZOZOTOWNやWEARでも“似合う”を提供できればと思います。もちろん、やっぱりこれは対面だからこそ成り立つサービスだよねと思えばリアル店舗を増やしていきます」とコメントした。
店舗所在地は、東京都渋谷区神宮前4-25-15 エスポワール表参道ビル地下1階。
ラランドサーヤさんをパーソナルスタイリング
会場ではパーソナルスタイリングサービスのデモンストレーションを実施。スタイリストの濱本愛弓さんが、ラランドのサーヤさんにその場でコーディネートを提案した。
「事前のアンケートを見て、サーヤさんはジェンダーレスなファッションがお好きなのかなと思いました。エッジが利いたデザインも似合いそうなので、あえて派手な色を組み合わせたいと思います」(濱本さん)
提案されたスタイリングに身を包んだサーヤさんは「自分じゃ思いつかない組み合わせ方で、自分では到達できないファッションを提案してもらえました。何を着ればいいかわからない人こそ、価値観が変わるサービスだと思います」とコメント。
また、ニシダさんは「普段もらい物の服を着ているのでファッションには疎いですが、この似合うラボは貸し切りなのが良いと思いました。店内におしゃれな人がいると萎縮するけど、1人なら気兼ねなく体験できそうです」と述べた。
