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完全個室増設の「STATION DESK 東京丸の内」、顔認証の実証実験
2022年11月8日 12:36
JR東日本は、東京駅構内のシェアオフィス「STATION DESK 東京丸の内」を11月8日よりリニューアルオープンした。
“ワークスタイルに応じて座席を選べる”方針はそのままに、完全個室型のシート「BOOTH」を4席増設。よりプライバシーに配慮した空間となり、Web会議や集中ワークになどに活用できるという。
その他の、パーテーションで区切られている「SHELTER」・「CAVE」・「CAPSULE」タイプの座席もこれまで通り利用可能。ワークスタイルに合わせて席を選べる。
営業時間は7時30分から21時。料金は座席タイプによって異なり、「BOOTH」は15分275円、「SHELTER」・「CAVE」は15分220円、「CAPSULE」は15分165円。完全予約制で、利用2週間前より予約可能。
また、同施設内において、パナソニック コネクト、エプソン販売と3社共同で顔認証機能による複合機・冷蔵スマートショーケース利用の実証実験を、2023年1月31日まで実施する。期間中、ユーザーは無償で顔認証機能付きの複合機の利用および冷蔵スマートショーケースからの飲料サービスを利用できる。
STATION DESK 東京丸の内の「SUPPORT AREA」に、顔認証機能付きの複合機・冷蔵スマートショーケースを設置。STATION WORK会員ログイン後にリンク先より実証実験の利用規約に同意の上、顔画像を登録すると複合機の端末に顔をかざすだけで印刷・コピーができ、ユーザーIDやパスワードを入力する手間が不要となる。また、冷蔵スマートショーケース内の飲料も、顔認証により手ぶらで受け取れる。顔認証はマスク着用でも行なえる。
顔認証複合機は、エプソンのスマートチャージ対応の複合機および認証印刷オプション「Epson Print Admin」と、パナソニック コネクトの顔認証クラウドサービス「KPAS クラウド」と接続・連携することで、複合機の横に設置したタブレット端末に顔をかざし本人認証を行ない印刷ができる。今回の実証実験では、会員1人につき1日あたり20枚までの印刷とコピーが、カラー・モノクロともに無償で提供される。
顔認証冷蔵スマートショーケースは、飲料などの冷蔵商品を、顔認証により解錠できるショーケースで無人提供するもの。従来は人手を要していた飲料の提供販売において、顔認証で非接触認証し、サービスが提供可能となる。1回の利用につき1人1本まで、JR東日本クロスステーションが運営する「acure made」の商品である青森りんごシリーズなどが無償で提供される。