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三井不動産の移動販売「MIKKE!」出店エリア拡大。場所のみ貸出も
2022年11月7日 13:24
三井不動産とShareTomorrowは、移動商業プラットフォーム「MIKKE!」の事業開始1周年にあたり、サービス名を「&MIKKE!」にアップデートした。また、出店者向けの新サービスを導入し、出店エリアや出店店舗の業態を拡大する。
MIKKE! は、「出店場所」「車」「顧客基盤」を出店店舗へシェアする移動商業プラットフォーム。東京湾岸エリアのマンションや商業施設、オフィスを中心に展開している。店舗は食物販のほか、雑貨やランドセル、寝具など多岐に渡り、累計約200店舗、利用者は約6万人を越えた。
11月で事業開始1周年を迎えるにあたり、ロゴとサービス名称を「&MIKKE!」にアップデートした。「共生・共存」の理念を象徴する三井不動産グループロゴ「&」マークを付加し、顧客への提供価値の幅をさらに拡張する。
出店エリアの拡大では、東京湾岸エリアから都内の主要エリアに広げる。直近だと日比谷・京橋・日本橋・渋谷・飯田橋・阿佐ヶ谷などにも出店実績を増やしてきた。
また、出店物件も従来のマンションや商業施設、オフィスなどから、駅前高架下・スーパーマーケット・観光地・介護付有料老人ホームなど、さまざまなバリエーションへ拡張していく。
出店者向け新サービスは、「出店場所」のみを貸し出す「&MIKKE! SPOT」を導入。従来は車両と出店場所をセットで貸し出していたが、事業開始1年を経て車両内での調理行為を伴うキッチンカーなどの飲食業態や、本事業での売上が好調で自ら移動販売車を製作・購入を検討する店舗側から場所だけ借りたいという声があったという。
「&MIKKE! SPOT」の募集は11月7日に開始。先行トライアルとして、サントリーが運営する「焙煎豆珈琲屋 RR COFFEE」が約2カ月間出店している。このほか、車両のみを貸し出すプランも検討中。
エリアを拡大することで、複数台の移動店舗を1カ所へ集めたイベント型の出店にも注力する。さらに出店者の要望に応じた企画やアレンジにも取り組む。
その一環として、11月7日～13日には、集英社の公式通販サイト「HAPPY PLUS STORE(ハッピープラスストア)」のファッションや雑貨を取り扱う移動店舗を 4台同時出店で展開する。場所はパークタワー晴海と豊洲公園。
また10月29日には、三井不動産ロジスティクスパーク船橋(MFLP 船橋)・&PARKで開催した、地域交流イベント「MFLP船橋プレミアムサンクスフェア 2022」にてキッチンカーと共に複数台出店。多様化する業種業態や様々な事業者のニーズに応えていく。
出店者向けに、1周年キャンペーンも実施。出店料が最大40%オフになるキャンペーンで、応募期間は11月30日まで。対象期間は12月～'23年2月。
