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淀屋橋駅直結の大型ビル着工。地上29階建て
2022年11月2日 15:04
淀屋橋駅西地区市街地再開発組合、大和ハウス、住友商事、関電不動産開発は、「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」について、11月1日に着工した。オフィス主体の大型複合ビルを整備し、2026年の開業を予定している。
計画地は御堂筋の玄関口で、大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」に直結。大阪の文化・行政・産業の中心である中之島にも隣接する。大阪随一のロケーションを活かし、御堂筋にふさわしい上質なにぎわいや、敷地内・大川町公園など水辺の豊かなオープンスペースを創出する。
これまでは御堂筋沿線街区では希少な細分化された土地利用がされていたが、市街地再開発事業により敷地・建物を共同化。大阪市内最大規模のハイグレードなオフィスと上質なにぎわいを提供する商業施設を中心に、緑豊かなオープンスペース、中之島を一望できるビュースポット、交流施設等を擁した複合ビルを整備する。
ビルの高さは約135mで、地上29階、地下2階建て。中~高層階がオフィスフロア、2階から地下1階に商業フロアを設ける。オフィスはワンフロア貸室面積が約940~1,110坪、総貸室面積が約23,500坪のハイグレードオフィスを整備する。
平面計画はセンターコア方式を採用することで、ワンプレートとしても分割してもレイアウトしやすく、東西南北・四方向が窓に面した快適な執務空間を提供。各窓面に自然換気口を設けて、高層ビルでもワーカー自身が自発的に外気取入れ可能な計画とする。
オフィス北面は「水都大阪」を代表する水辺空間である土佐堀川・中之島のオープンスペースに直接面している。水と緑の景観や、歴史的建築物が広がる大阪随一の眺望とする。
商業フロアには、約4,500m2・約25~30店舗を導入。歩行者空間と一体となった風格ある街なみと上質なにぎわい空間を創出する。淀屋橋駅と直結する地下1階と、2階にはオフィスワーカーのニーズに対応した物販・飲食・サービス店舗を配置。
御堂筋に面した高さ50mの地上11階には、一般利用できる眺望テラス(屋上庭園、カフェラウンジ等)を整備し、中之島を一望できる新たなビュースポットを創出する。
環境負荷低減の取り組みとして、施設の省エネルギー化・都市の低炭素化を推進し、国際的な環境性能評価システムであるLEED認証とCASBEEの取得を予定。また、エコまち法(都市の低炭素化の促進に関する法律)に定められる低炭素建築物の認定を取得している。
10階に地域冷暖房システムを導入し、大阪メトロ・淀屋橋駅への熱供給を行なうとともに、 災害時の大川町公園等への非常用電力の融通や今後開発予定の周辺地区への熱供給等も検討。帰宅困難者が一時滞留できる環境整備等を含めて、淀屋橋駅を中心としたエリアの防災性能の向上、BCD(Business Continuity District)の構築を目指す。
所在地は、大阪市中央区北浜4丁目1番他。敷地面積は約7,206m2。延床面積は約132,330m2。