Yahoo! MAP、航空写真を衛星画像に

Yahoo! MAP(iOS版、Android版)は、これまで提供していた航空写真に代わり、米国宇宙企業のマクサー・テクノロジーズが提供する人工衛星から撮影した衛星画像の提供を開始した。

人工衛星に搭載されたセンサーで取得されたデジタルデータで、航空写真よりも高い高度で撮影されたもの。人工衛星の周回にあわせて撮影を行ない、全国どこでも同じ頻度で撮影を行なうため、従来よりも新しい画像が確認できるようになった。これにより、都市部に比べて航空写真の更新頻度が低かった地方都市などにおいても、より新しい画像を確認できるようになる。

例として、JR長崎駅周辺(長崎県長崎市)では、9月に開業した西九州新幹線の終着駅として、北へ伸びる線路や新しくなった駅舎の形状が確認できる。また、首里城正殿周辺(沖縄県那覇市)では、2019年に正殿内部から発生した火災により、正殿をはじめとする9施設が焼失したが、ユーザーは地図上で現在の再建の様子を確認できる。

利用方法は、「Yahoo! MAP」を起動後、右上の地図スタイル設定ボタンをタップし、「地図の種類」から「航空写真」を選択する。現在地周辺を確認したい場合は、画面右下の「現在地ボタン」をタップする。

なお、画像は航空写真から衛星画像に切り替わっているが、Yahoo! MAP上の名称は「航空写真」のままとなる。