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イーロン・マスク氏がTwitter買収完了 上場廃止

イーロン・マスク氏がTwitterの買収を完了した。マスク氏は、28日に「the bird is freed(鳥は放たれた)」とツイートし、自身のTwitterアカウントの肩書も「Chief Twit」としている。Twitterはニューヨーク証券取引所に上場廃止を要請し、28日には株式取引が停止。11月8日に上場廃止される。

米テスラやSpace XのCEOであるイーロン・マスク氏は、4月に株式取得を表明し、4月25日に約440億ドルでのTwitter買収を発表。言論の自由の確保や、認証の強化、スパムの撃退、アルゴリズムのオープンソース化に取り組む方針を示していたが、7月にその買収提案を撤回。9月にTwitterの臨時株主総会でマスク氏の買収提案が可決されており、10月にマスク氏が再度の買収提案を行なっていた。

マスク氏は買収の理由について、言論の自由の確保とともに「人類の助けになりたい」と言及。「Twitterはブランドを強化し、企業の成長を助ける最も尊敬される広告プラットフォームになる」と述べている。

なお、現時点ではTwitterへの大きな変更は行なわれていない。今後「広く多様な視点を持つコンテンツモデレーション(投稿監視)の協議会を立ち上げる」とし、この仕組みが動くまでTwitterにおいて大きなコンテンツの決定やアカウントの復活を行なうことはないとしている。