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所沢駅西口に駅直結・3.4万平米の大型商業施設。西武鉄道車両工場跡地
2022年10月28日 12:43
西武鉄道と住友商事は、西武鉄道所沢車両工場跡地において共同で商業施設の開発を行なう「所沢駅西口開発計画」の事業計画を発表した。約34,000m2の敷地に地上7階建て、店舗数約150店舗の広域集客型商業施設を開発する。11月着工、2024年秋の開業を予定する。
西武鉄道所沢車両工場跡地を含む周辺一帯で進められている「所沢駅西口土地区画整理事業」の地区内で、所在地は埼玉県所沢市東住吉10番。商業施設は敷地面積約34,000m2、店舗面積約43,000m2、延床面積約129,000m2の規模となる。
建物は地上7階建て・最高高さ37.4mで、商業フロアは4層。約150店舗の多様なテナントを集積し、利便性を高めるため約1,700台の駐車場を設置する。
所沢駅から施設へは2階レベルを結ぶデッキで接続。また、施設外周部に設置する歩廊により駅からの利用者だけでなく、周辺居住者の交通安全にも配慮した歩行者ネットワークを構築する。
施設の1階では隣接公園との一体性を感じられるような施設内外の連続性を演出。フードコートや、人と環境に配慮した次世代型のデイリーライフマーケットフロアを展開する。
2階には、パブリックビューイングやライブの映像配信など多様な使い方ができる、施設の顔となる空間を設置。最新技術を活用した、埼玉県西部エリアにおける情報発信拠点を目指す。そのほか、ファッション・ライフスタイルフロアとして展開する。
3階は子育て世代やファミリーをターゲットとしたフロアで、教育や共働き世帯をサポートするサービスや、体験・体感できる店づくり、ファミリー向けのテナントを展開する。
4階ではレストランフロアを展開するほか、映画以外のコンテンツ上映も可能なフレキシブルに活用できる映画館や、富士山の見える屋上広場を設置する。
そのほか、建物外周部および建物壁面・屋上に緑を配置するなどの緑化や、アプリ等を活用した館内の安全・安心、周辺施設との連携といった取り組みを予定する。アプリや連携について具体的には、飲食店やトイレ・授乳室の空き情報の提供、周辺施設の情報発信やクーポンによる来場促進、ベルーナドーム、西武園ゆうえんち等の周辺施設との回遊性向上を目指す。
太陽光発電の導入や、ノントレー包装、量り売りシステムなどの導入による食品トレー廃棄量の削減といった、社会課題の解決に寄与する取り組みも行なう。
所沢駅は西武新宿線と西武池袋線が交差し、1日あたり約22万人が利用する。所沢エリアは30代から40代のファミリー世代を中心に、各世代でバランスの良い人口構成であることから、沿線居住者をはじめ、子育てファミリーからアクティブシニアまで幅広い世代に対応した「マルチターゲット×マルチオケージョン」戦略により、映画館、ファッション、雑貨、飲食、エンターテインメントなどの多様な店舗集積を目指す。
また、両グループが開発、運営管理を行なう所沢駅東口の商業施設「グランエミオ所沢」や周辺商業施設との連携により、地域一体となって、所沢駅前の商業拠点性の向上、所沢市の玄関口にふさわしい魅力と活気のある街並みの形成に取り組む。