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河野大臣、リアルアバターになる。現役閣僚初

  • 清宮信志

2022年10月21日 19:27

国際電気通信基礎技術研究所(ATR)と大阪大学は、河野太郎大臣のサイバネティック・アバターを開発した。内閣府が主導し科学技術振興機(JST)が研究を推進するムーンショット型研究開発事業によるもので、ホスピタリティ豊かでモラルのある対話や行動が可能なサイバネティック・アバターの実現を目指すプロジェクト。

世界で初めて現役閣僚をサイバネティック・アバター化。年内に実証実験を行ない、社会利用に向けた課題を検討する。実証実験では実態をもつアバターを使用することで、目の前に大臣本人が来て話をしていると感じられるか、大臣の言葉はより人々に届きやすくなるか、などの効果を検証する。

また、アバターの活動を操作者本人の活動と見なして良いのかという問題も多くの人々に問いかけながら模索していく。

開発したのは、国際電気通信基礎技術研究所(ATR) インタラクション科学研究所の宮下敬宏所長および大阪大学 大学院基礎工学研究科の石黒 浩教授のグループ。石黒 浩氏は、自身のアンドロイド「ジェミノイド」を開発するなど、ロボットを使ったアバターの研究開発を行なっている研究者。