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G-SHOCK 40周年 MR-Gにド級の“日本刀”モデル
2022年10月21日 10:00
カシオ計算機は、腕時計ブランド「G-SHOCK」の最上級ライン「MR-G」の新作として、日本刀の世界観を表現した「MRG-B2000GA」を11月に発売する。Bluetooth電波ソーラーの腕時計で、価格は935,000円。数量は世界限定500本。
G-SHOCKは2023年で40周年を迎える。40周年記念モデルのひとつとして、最上級ラインのMR-Gに、日本刀の技法や世界観を随所に取り入れたモデルが数量限定でライナップされる。
800年の伝統を受け継ぐ、日本を代表する刀工の名門「月山」(がっさん)とコラボレーション。メタルバンドには、刀身を柄から抜けにくくするために茎(なかご)に施す模様「化粧鑢」(けしょうやすり)が施される。これは、刀匠・月山貞伸氏がひとつひとつバンドの中駒に鑢目を入れるほか、一門の座右の銘である「鍛刀一筋」「百錬精鐵」から、「鍛」「錬」の文字が銘切りされる。
月山の最大の特徴である、鍛錬された鋼の層が生み出す綾杉(あやすぎ)と呼ばれる鍛え肌の模様を、ベゼルの素材や加工、仕上げで表現。ベゼルはハイブリッドチタン製で、純チタンと64チタンを組み合わせて成型した後に再結晶化させ、表面にブルーグレーAIPを施すことで、独特の模様と色調を生み出している。その表情に同じものはなく、一点物になる。
ケースは、純チタンを加熱処理した際に現れる結晶模様を施し、日本刀の刃文に見られる沸(にえ)を表現。深層硬化処理とチタンカーバイト処理により、素材強度と耐摩耗性を高めている。10時位置にはG-SHOCK 40周年の記念刻印が入ったメタルプレートも配される。
ベゼルとバンドには、DLC処理と同等以上の硬度を持つという神戸製鋼所が開発した「AIP」処理を施し、耐摩耗性を高めている。カラーは新色となるブルーグレーで、名刀の色合いとされる「青みを帯びた鉄色」を表現している。
ダイヤルには刀剣の世界観を取り入れた菱巻(ひしまき)柄を採用、外周部には扇をモチーフにした装飾も施される。インデックスは刀の反りをイメージした曲面形状で、時分針は多面カットで質感を高めている。
ボタン部分は内部に耐衝撃構造が組み込まれ、堅牢性と操作性を高めながら小型サイズも実現。リューズのユニット内部にはαGELが内蔵され衝撃を緩和する。
電波受信とBluetoothによるスマートフォン連携(CASIO WATCHESアプリ)で時刻の修正が可能。耐衝撃構造、JIS1種の耐磁時計で、防水性能は20気圧防水。風防は内面無反射コーティングのサファイアガラス。
デュアルタイム、ストップウォッチ、タイマー、時刻アラーム、日付・曜日表示、スーパーイルミネーター(LEDライト)、針自動退避機能を搭載する。