ドコモ、Web認証に対応へ 「dアカウント設定アプリ」を不要に

NTTドコモは、dアカウントのログイン時のパスワードレス認証において、FIDOアライアンスとW3Cが推進する「Web認証(Web Authentication)」と「パスキー(Passkeys)」による新たな認証手段を2023年2月から提供開始する。これにより、現在のdアカウントのパスワードレス認証で使われる「dアカウント設定アプリ」を不要とし、ブラウザのみで認証が可能になる。

例えば、ドコモオンラインショップやドコモオンライン手続きなど、dアカウントを使用する各種サービスのログインを手軽に行なえるようにする。

また、パスキーによる新たな認証手段を開始することで、クラウドを介して、手持ちのデバイスと同期し、dアカウントのログインでパスワードレス認証を利用できるようになる。そのため、機種変更時にパスワードレス認証の再設定が不要になる。パスキーは、FIDO認証に準拠しているため、近年被害が急増しているフィッシング詐欺に対しても効果的としている。