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ジブリパーク全容公開。地球屋やどんどこ堂

11月1日に愛知県長久手市にて開園する、ジブリパーク第1期開園エリアの「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の12日に報道向けの内覧会が開催され、全容が公開された。

ジブリパークは「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内にて、スタジオジブリの世界を表現した公園。大きなアトラクションや乗り物はなく、森や道をそのままに、「自分の足で歩いて、風を感じながら、秘密を発見する場所」とされている。

ジブリの大倉庫は、ジブリ作品の様々な展示を行なう屋内施設。映像展示室をはじめ、3つの企画展示室、ショップやカフェなどを展開する。

中央階段
映像展示室「オリヲン座」
ネコバスルーム
にせの館長室
天空の庭
中央階段タイル
企画展

青春の丘には『耳をすませば』に登場した「地球屋」があり、ベランダから園内を一望できる。

青春の丘の「エレベーター塔」
地球屋

『となりのトトロ』をモデルにしたどんどこ森の、「サツキとメイの家」の裏山の頂上には「どんどこ堂」がある。

どんどこ森のサツキとメイの家
どんどこ森

世界のジブリパークへ

愛知県知事 大村秀章氏は「ジブリパークはスタジオジブリさんのテーマパークでありながら、愛知県の公共公園施設でもある。このようなハイブリットな施設は日本で初めて」とし、「スタジオジブリのコンテンツがぎゅっと詰まったジブリパークを1日でも早く皆様にお届けしたい、お見せしたいという思いから、5年5カ月という短期間でオープンまでたどり着いた」とコメントしている。

また、「日本を代表する、現代日本が産んだ文化の最高峰であるスタジオジブリのコンテンツをギューっと濃縮して詰め込んだジブリパーク」へ、日本だけではなく世界中から来園者が訪れることに期待を寄せる。

ジブリパーク制作に携わり、園内バスのデザインなども手掛けたスタジオジブリの宮崎吾朗監督は「ジブリパークを作ろうと思ったひとつのきっかけが、宮﨑駿監督の長編作品からの引退発言」とし、「スタジオジブリはもう長編映画を作らないという状況中で、ジブリ作品をどう後世に残していこうかと考えていたときに、ジブリパークのお話をいただいて。ジブリ作品のいろいろな魅力を詰め込んだパークを作ることで、多くに人に忘れられないようにしたいという思いが当時の私にはありました」と話した。

しかし宮﨑駿氏が現在長編映画を作っていることに触れ、「梯子を外されたような感じはありますが……」とコメントしている。

1日最大5,000人の予約制

チケットは日時指定の予約制で、1日の定員は最大で5,000人前後。エリアごとに予約が必要。毎月10日に新たな入場月分のチケットを発売する形で、2023年1月分の抽選販売の申込受付を10月10日から21日まで実施。11月4日15時頃に当選発表を行なう。申込場所はオンラインチケット販売サイト「Boo-Wooチケット(ブーウーチケット)」。

チケットの価格は、ジブリの大倉庫の平日が2,000円、土日休日が2,500円、青春の丘、どんどこ森が各1,000円、4歳から小学生は半額。ジブリパークの営業時間は、平日が10~17時、土日休日が9時~17時。

今後は、2023年秋に「もののけの里」、2023年度内に「魔女の谷」を開業予定。

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