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Google、日本に1000億円投資。ピチャイCEOが来日

Google/Alphabetのスンダー ピチャイCEO

Googleは7日、日本においてGoogle Pixelシリーズの発表会を開催した。GoogleとAlphabetのCEOであるスンダー ピチャイ氏も登場し、日本においてPixelシリーズの展開を強化するだけでなく、インフラや教育など日本において投資を積極化することを示した。

新Pixelシリーズ

ピチャイCEOは、「東京は私とGoogleにとって特別な場所。20年ほど前、米国以外の最初のオフィスを開いたのも東京で、かつてないほどの深いパートナーシップを持ち、多くの投資を行なっている」と言及。その投資は、データセンターなどのインフラやクラウド、デジタル教育、リスキル、企業などに及ぶ。

千葉県印西市のデータセンター

その一環となるのが、“最新”のPixelデバイスの日本市場投入だ。

「Googleのミッションは『世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること』。そのためには、情報へのアクセスを容易にし、その助けとなるデバイスを用意する。それがGoogle ハードウェアであるPixelだ。その技術基盤は、AIとAndroid、そして(自社チップの)Google Tensorだ」と説明する。

ピチャイCEOは、「Googleは、AIファーストカンパニーで、AIの力を画像とテキストの「マルチサーチ」や新たなGoogle 翻訳言語の追加などに使っている。Tensor G2チップをPixelに搭載することで、その機能を携帯電話、そして人々の感覚にもたらす」と語り、Pixel 7シリーズの特徴である、カメラの強化や消しゴムマジックなどのAI応用例を紹介。新たなPixel 7/7 Proを「最も先進的でセキュアなスマートフォン」とし、Tensor G2により、AIを個人の生産性向上やインテリジェントなコンピュータ体験に繋げられると語り、Pixel Watchについては、健康管理の機能とともに「Googleデバイスをつなげる存在」と強調した。

Googleは、2024年にかけて、日本のネットワーク インフラに、総額1,000億円を投資。この取組は'21年から始まっており、2023年には千葉県印西市にGoogleとして日本で初のデータセンターを開設する。これにより、Googleのツールやサービスに対するアクセスを高速化し、安定性を向上する。また、日本とカナダ西海岸を結ぶ初の海底ケーブルTopazも2023年に開通予定。

岸田文雄総理大臣を表敬訪問するスンダーピチャイCEO(提供:Google)

ピチャイCEOの来日では、学生との交流したほか、7日には岸田総理と面会。Googleの日本社会のデジタル化を支援する取り組みを伝えたという。「日本は、世界の先進テクノロジーを先導してきた。GoogleとPixelが日本の未来を支えていくことに興奮している」と語った。

提供:Google