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Googleの新フラッグシップ「Pixel 7 Pro/7」 ブレ写真を過去のものに
2022年10月7日 02:42
Googleは6日(米国時間)、フラッグシップスマートフォン「Pixel 7 Pro」「Pixel 7」を発表した。日本でも予約を開始し、価格はPixel 7 Proが124,300円(128GB)/139,700円(256GB)、Pixel 7が82,500円(128GB)/97,900円(256GB)。
デザインを一新し、新世代「Google Tensor G2プロセッサ」を搭載したフラッグシップスマートフォン。7 Proと7の主な違いはディスプレイサイズとカメラで、Pixel 7 Proは6.7型/1,440×3,120ドットのLTPO OLEDディスプレイ、Pixel 7が6.3型/1,080×2,400×ドットのOLED。フレームレートもPixel 7 Proは10Hz～120Hz、Pixel 7が90Hz。いずれもHDR表示やIP68準拠の防水、防塵に対応する。OSはAndroid 13。
ブレブレ写真も補正。強化されたカメラ機能
カメラはPixel 7が超広角と広角のデュアルだが、Pixel 7 Proが超広角、広角、望遠のトリプルカメラとなる。
広角レンズはどちらも5,000万画素のLDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサーを搭載。画角は82度。光学式と電子式手ぶれ補正機能を搭載する。超広角レンズは1,200万画素で、画角は7 Proが125.8度、7が114度。
加えてPixel 7 Proは、4,800万画素の望遠レンズも搭載。ズーム倍率は最高光学5倍だが、超解像ズームにより30倍まで対応できる。また、Pixel 7 Proではマイクロフォーカス機能により。3cmまで近づいて撮影でき、花びらや雨粒、羽など、細かい部分までシャープに、色鮮やかに撮影できるという。
フロントカメラは1,080万画素で共通。画角が92.8度と広角になったほか、自撮りをガイドしてくれる「ガイドフレーム」を新搭載。スマホからの音声ガイドと触覚フィードバックにより、最適な自撮りを行なえるという。この機能により、目の不自由な人でも自撮りできるようにする。
肌の色を忠実に再現できる「Real Tone」も強化され、Night Sightなどの低照度環境でも動作できるようになった。また、Night Sightも従来の半分の露光時間で、シャープな低光量画像を生成できるようになったという。これらのカメラ機能の強化にTensor G2プロセッサが用いられている。
また、撮影後にワンタップでピンぼけやノイズを取り除ける「Photo Unblur」(ボケ消去)機能も搭載。機械学習により、ボケやブレのある写真や、古い写真の画質を改善するもので、数回タップするだけで、ブレや視覚的なノイズを取り除ける。この機能はPixel 7 Pro/7で撮影した画像以外にも適用できる。また写真の中の不要な部分を取り除く、消しゴムマジックの精度も向上し、違和感なく背景に溶け込ませるようにした。
ビデオは、10bit HDRに対応。より明るく、コントラストが高い、広い色域の動画を撮影できる。4K/60fpsでの手ぶれ補正を効かせた動画撮影も可能なほか、被写界深度の浅い、映画のような映像が可能な「Cinematic Blur」にも対応する。
言語理解を強化。使ううちにユーザーに近づく
Google Tensor G2では、チップ内のほぼすべての主要なサブシステムを改良し、特に音声と「言語理解」を強化した。
音声認識を強化し、メッセージを音声で送りやすくしたほか、絵文字の音声入力にも対応。さらに、48の言語の翻訳に対応している。通話中は話し相手側の背景雑音を自動的に除去し、声を聞こえやすくするため、混雑した場所での会話もしやすくなるという。ボイスレコーダーにおいても話者を認識した文字起こしに対応する。
また、ユーザーの話し方の特徴を把握し、家族や友人の名前、お気に入りの場所などを記憶。使い続けていくうちに、性能が良くなっていくという。Titan M2セキュリティチップも搭載し、プライバシーを保護する。近日中に、Google Oneの組み込みVPNも提供予定。
ディスプレイ内センサーによる指紋認証と顔認証機能を装備。メモリはPixel 7 Proが12GB、Pixel 7が8GB。SIMはデュアルSIM(ナノSIM×1とeSIM)。
内蔵バッテリーはPixel 7 Proが5,000mAh、Pixel 7が4,355mAhで、いずれも24時間以上のバッテリー駆動に対応する。Qi方式のワイヤレス急速充電も可能。充電端子はUSB Type-C。外形寸法/重量はPixel 7 Proが76.6×162.9×8.9mm/212g、Pixel 7が73.2×155.6×8.7mm/197g。
6日の米国での会見では、2023年発売予定の「Pixel Tablet」についても情報を公開。Tensor G2を搭載し、タブレットに最適化したユーザーインターフェイスを採用するほか、専用の充電台と組み合わせることでスマートディスプレイのように利用できることを紹介した。
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2022年10月7日 00:47