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レトルト食品のおいしさ向上 DNPが新素材を開発
2022年10月5日 12:11
大日本印刷(DNP)は、食品等の内容物の充填時や、内容物に溶存してパウチ内に残った酸素を吸収して内容物の酸化を防ぐ「DNP酸素吸収包材」を開発した。ボイル食品やレトルト食品向けのパウチにおいて、おいしさの向上や賞味期限の延長が可能となる。
DNPが独自開発した酸素吸収包材。パウチ内の酸素(充填時や食品に溶存している酸素)を吸収して、内容物の酸化を防ぐ。ボイル食品やレトルト食品のおいしさや栄養素をより長時間維持でき、賞味期限の延長による食品ロスの削減につなげられる。電子レンジにそのまま入れて加熱可能。
「DNP透明蒸着フィルム IB-FILM」と併用することで、外部から新たに透過してくる酸素の量を従来よりも減らせる。
従来、ボイル食品やレトルト食品向けの脱酸素包材は、有色で不透明かつ電子レンジで加熱できないものが一般的だった。今回開発した酸素吸収包材は透明性を有しており、電子レンジで加熱できるため、生活者の利便性を高められるとする。