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EU、'24年末までにすべてのスマホにType-C義務付け

2024年末までに、EU市場で販売される全てのスマートフォン、タブレット、カメラなどの充電用端子をUSB Type-Cに一本化する法律が4日に正式に承認された。Lightningを採用するiPhoneは充電端子の変更を迫られる形になるほか、2026年春からはノートPCにも拡大される。

電子デバイスの廃棄物を削減するためのEUの取り組みの一環。USB Type-Cポートは、ポータブルデバイスの充電・データ転送における標準となり、消費者が新たなデバイスを購入するときに、充電器あり/無しを選択可能となり、1つの充電器を様々な小型デジタルデバイスで利用できるようにする。EUでは6月にType-Cへの一本化の方針を発表していたが、正式に承認された。

対象デバイスは、有線ケーブルで充電でき、最大100Wの電力供給で動作するすべてのスマートフォン、タブレット、デジタルカメラ、ヘッドフォン/イヤフォン/ヘッドセット、携帯ゲーム機、携帯スピーカー、電子書籍リーダー、キーボード、マウス、ポータブルナビ、ノートPC。

消費者向けには、新しい機器の充電性能について情報提供するためのラベルなどを準備。購入者が新製品と一緒に新しい充電器を購入するかどうか、十分に情報を得た上で選択できるようにする。これらの取り組みにより、充電器の再利用を進めていく。