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予約できるEV充電ステーション「PLUGO」 充電難民解決

プラゴは、自宅での基礎充電が十分にできない「EV充電難民」の課題解決を目指し、都市部の商業施設を中心に事前予約できるEV充電ステーションを導入。10月からサービスを開始する。

同時に、急速充電器「PLUGO RAPID(プラゴ ラピッド)」の提供を開始。従来の普通充電器「PLUGO BAR(プラゴ バー)」と合わせ、EV充電インフラの整備を図る。また、EV充電に関する管理を一括で行なえるスマホアプリ「My プラゴ」の本格提供もスタートする。

2022年に行なった自社調査によると、東京都内で電気自動車を所有するユーザーの4割が、住宅事情により「自宅で充電できていない」という。戸建てでは敷地内の充電器の設置や工事費用にハードルがあり、集合住宅では充電器の設置を自分だけで決めることができず、設置されている場合でも数が非常に少ないという問題がある。

自宅に充電設備のないEVユーザーは、日常的に近隣の充電場所を利用しているが、ほかの車が使用しているため充電できなかったという経験を持つユーザーも多く、確実な充電の機会が担保されていない「充電難民」が発生している。

新型の急速充電器「PLUGO RAPID」では、連続利用時間を60分に設定。比較的滞在時間の短いスーパーマーケット、コンビニ、スポーツジムなどへの設置を進めている。これにより自宅で充電できないユーザーも、生活ルーティーンに組み込むことで日常的に活用できるようにする。

導入施設は、10月に三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲で普通充電器を2基設置するのを皮切りに、11月には三井ショッピング ららぽーと堺で、普通充電器10基、テラスモール湘南で急速充電器1基、普通充電器2基など、順次設置施設を拡大していく。

スマホアプリ「My プラゴ」は、充電ステーションの検索や空き状況の確認/通知から予約・決済までを一気通貫で利用出来るもの。出かける前から商業施設の充電ステーションを確保できるよう、60分前から取り置き予約できるほか、他に充電ステーションを使っている車が退出した際に通知が届く機能も備える。

商業施設等で予約利用できる充電ステーションの提供は同社が国内唯一とし、3月から、二子玉川駅直結の複合商業施設「二子玉川ライズ」で実証実験を行なっていた。実証実験での知見を活かし、正式にサービスを開始する。今後は各店舗と連携し、充電時間に活用できるクーポンや特典サービスの提供も予定している。