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書けるKindleも登場 Fire・Echo・Ringが融合していくAmazonデバイス
2022年9月29日 05:28
Amazonは28日(米国時間)、Amazonデバイス&サービス事業の新製品・サービス発表会を開催し、新しい「Kindle Scribe」や睡眠デバイス「Halo Rise」、EchoやRingなど、Amazonデバイスの新展開を発表した。
書けるKindle「Kindle Scribe」
電子書籍リーダー「Kindle」が「書くこと」にも対応。スタイラスペン付きでKindle電子書籍に付箋をつけたり、Kindle Scribeをノートとして利用できるようになる。PDFにメモを残すといった使い方も可能。日本でも年内に発売予定で、価格は47,980円から。
スリープデバイス「Halo Rise」
Amazon初となる「スリープデバイス」で、ベッドサイドの照明(ライト)として動作するほか、センサーを組み合わせたスリープトラッカーとして機能する。価格は139.99ドル。
レーダーセンサーにより、ベッドに寝ている人の動きから睡眠状態を把握し、非接触でその人の睡眠を記録。睡眠状態は動きと呼吸から把握し、睡眠ステージなどの詳細も分析できる。
ベッドで本を読んだり、テレビを見ながら眠りに落ちるといった場合でも、適切に睡眠状態を把握できるという。睡眠データはAmazon Haloアプリから確認する。時計を内蔵しており、ベッドサイドライト/クロックとしても利用可能。起床時間になると明かりを照らし、スマートアラームを鳴らせる。
Echo Studioが音質向上。Echoの“メッシュ”強化
スマートスピーカーのEchoシリーズでは「Echo Studio」がアップデート。空間オーディオ技術を強化したほか、ステレオ音源再生時の音質も向上しているという。空間オーディオは、Dolby AtmosとSony 360 Reality Audioに対応する。このアップデートは発売済みのEcho Studioにも適用される。なお、Echo Studioの新色グレーシャーホワイトも発売し、価格は29,980円。
Echoシリーズでは、第5世代となるEcho Dot/Dot with Clockも発表。Echo Dotの価格は49.99ドル。日本での発売は言及されていないが、音質を向上し、低音再生能力を高めている。Echo Dot with Clockでは、ディスプレイ表示を強化している。
さらに、eeroメッシュWi-Fiのエクステンダーとしても機能するようになり、家庭内のWi-Fi環境改善にも役立てられるという。
車載用の「Echo Auto」は従来モデルより大幅に小型化されて登場。価格は54.99ドル。アレクサに話しかけて、音楽再生や電話をかけられるほか、米国では車のトラブル時に、ロードサイド アシスタントに電話する機能も搭載する。また、車載向けではBMWとの提携強化も発表している。
高級感アップの「Fire TV Cube」
FIre TVの最上位モデルFire TV Cubeが最新世代にリニューアル。ファブリック仕上げで高級感あるデザインになったほか、パフォーマンスを向上。さらにHDMI入力を装備するなど、全面的に強化された。価格は19,980円で10月27日から出荷開始予定。
また、2つのカスタムボタンや「探す」機能付きの新リモコン「Alexa対応音声認識リモコン Pro」の予約受け付けも開始。価格は3,980円。
Fire TV機能を内蔵したスマートテレビの新モデル「Fire TV Omni QLEDシリーズ」も発表した。価格は65型が799.99ドル、75型が1,099.99ドルで、米国とカナダで展開する。
Echo Show 15がFire TVディスプレイに
スマートディスプレイの最大サイズ(15インチ)モデル「Echo Show 15」のアップデートも発表。Echo Show 15に「Fire TV」機能が追加される。「アレクサ、力の指輪を再生して」などAlexaに呼びかけて、Fire TVの映画やドラマ、バラエティなどのコンテンツを再生可能となる。
画面に表示されるオンスクリーンリモコンでの操作や、Alexa対応音声認識リモコン(2021年発売 第3世代)をEcho Show 15とペアリングして操作も可能。