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アメリカン・エキスプレス・カード10年ぶりリニューアル 「グリーン・カード」に
2022年9月28日 11:00
アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは、「アメリカン・エキスプレス・カード」を10年ぶりにリニューアル。新たな「アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード」として9月28日13時から申し込み受付を開始する。
特徴は、毎日「やってみたい」と思われる特典を充実させたほか、従来の年会費制から月会費制に変更したこと。月会費は1,100円で家族カードは月550円となる。年会費は13,200円だったため、12カ月通して利用すると同額だが「サブスク的な気軽さを狙った」改定となる。月会費制は、アメリカン・エキスプレスが日本で発行するカードとしては初。
多様化するライフスタイルやニーズに応え、新たな特典や補償を充実させたというクレジットカード。アメックスでは、アメリカン・エキスプレス・カードとゴールドカード、プラチナ・カードをラインアップしているが、スタンダードなアメリカン・エキスプレス・カードを刷新。従来より通称「グリーンカード」と呼ばれていたが、今回から正式名称を「アメリカン・エキスプレス グリーン・カード」に変更。毎日の「やってみたい」が続くような特典「グリーン・オファーズ」を充実させた点が特徴となる。
特典は、外出や旅行時のレンタカーサービス、フードデリバリーサービス、腕時計やバックのサブスクレンタルなどを「グリーン・オファーズ」として提供する。
ハイブランドバックやファッションのレンタル「Laxus(ラクサス)」や腕時計サブスク「KARITOKE(カリトケ)」、「メルセデス・ベンツ レント」、ワインなどの「エノテカ・オンライン」、フードデリバリーの「menu」、英会話の「ベルリッツ」などが参加する。
・ハイブランドバッグのサブスクリプションサービス
新規登録で3カ月間 月額料金が1,100円で利用できるラクサス割引ポイントをプレゼント(通常月額7,480円)
・腕時計レンタルのサブスクリプションサービス
新規登録で月額料金が初月80%オフ、2~3カ月目50%オフで利用できる割引ポイントをプレゼント(通常月額4,378円~32,780円)
・メルセデス・ベンツのレンタカーサービス
100円ご利用毎に5ポイント(通常は1ポイント)
・ワインのオンラインショップ
エノテカ・オンラインで5%オフ
・フードデリバリー
menu新規登録で合計2,400円オフクーポン進呈
menu pass(有償)の新規/継続加入で毎月300円オフクーポン進呈
・英会話/語学学校
新規入学で受講料10%オフ
・サイバーセキュリティブランド
ノートンセキュリティソフト対象商品を1年目特別価格で提供
・レジャー・旅行・グルメ・ショッピング等の割引優待サービス(2023年提供開始)
毎月100ベネポ進呈
本の要約サービス flier(シルバープラン)がセットで月額330円
グリーン・オファーは、利用者の「新しい発見のある毎日」を送れるよう支援するのが狙いとしており、日常使いとともに、少し“背伸び”した行動や消費を促すサービスを充実させている。グリーン・オファーには今後も特典を順次追加していく。
また、スマートフォンの画面にひびが入ったときや水漏れしたときの修理代金、火災・盗難時の購入代金を最大3万円(保証期間1年間の通算)まで保証するスマート・プロテクションが追加されている。
ポイントプログラムの「メンバーシップ・リワード」は、カード利用で100円1ポイント付与される。また、カードはタッチ決済にも対応している。
旅行関連では、オンラインで旅行手配できる専用の「アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン」に対応。また、HISアメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク、Expediaの優待、一休.comの優待、プライオリティ・パス、海外Wi-Fiレンタルサービスなどが付帯する。
一方、2023年3月1日からは空港ラウンジ同伴者が有料になるほか、'23年2月28日をもって、手荷物無料宅配サービス、無料ポーターサービス、エアピート送迎サービス、大型手荷物宅配サービス、空港クロークサービスなど、海外旅行時の特典を終了する。
日常を充実させるためのグリーン・カード。月会費導入の理由
アメリカン・エキスプレス グリーン・カードは、「日常を便利に豊かにする」カードとして、既存会員と新規の会員に幅広く訴求していく。券面デザインは従来のアメリカン・エキスプレス カードを踏襲したもので、ナンバーレス化は現時点では予定していないという。
今回旅行関連のサービスを削減していることについては、「旅行という“非日常“のサービスも継続的にサポートしていくが、今回は“日々の日常”を充実させるための特典を大幅に増やした。非日常についてもメルセデスベンツのレンタカーサービスや旅行と親和性の高いサービスも追加しており、旅行関連でもニーズの高いラウンジサービスは継続している。コロナで旅行機会が減ったから特典を減らしたのではなく、日常と非日常のバランスを考えた上で、継続的に使えるサービスを強化した」(アメリカン・エキスプレス・インターナショナル プロダクト担当 副社長 山本 尚氏)と説明した。
年会費から月会費への切り替えについては、日本では初となるが、海外ではすでに10カ国ぐらいで展開しており「非常に好評」という。年会費は変わらないが「サブスク的な気軽さで多くの人に使っていただきたいという狙い」(山本氏)とする。毎月請求となることで、カードを使わなければすぐに解約されてしまうようにも見えるが、「『毎月必要だよね』と思ってもらうことが大事。使う価値があると思っていただけるよう、しっかり日々の生活をサポートさせて頂く。非日常だけでなく日々の生活のチャレンジなどの特典をいれて、長く使っていただくことを期待している」という。
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル 日本社長の吉本 浩之氏も「今回のサービスは『進化していく』ことも特徴。ニーズを先取りしてお客様を飽きさせないような特典を開発していきたい。その方針に月会費制はマッチしていると思う」と説明した。