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最大200リットルの戸建向け宅配ボックスにドアホン一体型、連動録画も

フルタイムロッカーホーム ドアホン一体型オプションのイメージ

フルタイムシステムは、大型で高機能な戸建住宅向けの宅配ボックス「フルタイムロッカーホーム」において、アイホン製のテレビドアホンを一体型にした製品を10月から提供する。

フルタイムロッカーホームは、荷物の受け取りや発送にも利用できる、戸建住宅向けの高機能宅配ボックス。テレビドアホン一体型は、購入時にオプションとして選択できるようになる。

宅配ボックスの利用がテレビドアホンと連動するシステムを搭載しており、宅配ボックスの操作パネルを使ってロッカーの扉が開かれると、その様子をテレビドアホンで録画する。不在だった場合も、テレビドアホン側と連携設定をしたスマートフォンで録画映像を確認できる。

対応するアイホン製テレビドアホンは、宅配ボックス連動機能を備えているWP-24A、WP-24B。既設の戸建住宅の場合は、すでに設置されている玄関のドアホンを、フルタイムロッカーホームと一体となったドアホンに置き換える形になる。

コロナ禍を経て、Eコマースの拡大や、非対面での受け取り方法の拡大に需要が高まっていることを受けて開発された。新規分譲マンションに多数導入し、店舗や駅などの公共空間にも導入実績のある「フルタイムロッカー」のノウハウを活かした機能が特徴。端末の操作履歴を記録・確認できるコンピューター制御式システムを搭載するほか、多段型で複数個を同時に受け取れ、郵便書留の受け取りにも対応する。定期点検や盗難損害補償などのサポートも用意している。

同社は、宅配ボックスの設置は一般に、一時的や簡易なものだと、留守であることが周囲に分かり防犯上の懸念があるとしているほか、盗難リスクもあると指摘。テレビドアホン一体型のフルタイムロッカーは大型で常設となり防犯性能も備えることで、いたずらや盗難も未然に防止できるとしている。

フルタイムロッカーホームの大きさは、最大約200リットルの大容量タイプ(S/M/Lサイズの3ボックス)の場合、450×450×1,800mm(幅×奥行き×高さ)。ミドルタイプ(S/Lサイズの2ボックス)の高さは1,340mm。Sサイズのボックスの高さは213mm、Mサイズは451mm、Lサイズは689mm。ボックスの内寸は共通で367×404mm(幅×奥行き)。

M/Lサイズのボックスは、小さな子供が誤って入った場合に備えて内部から扉を開けられる非常脱出ボタンを備えており、オプションで人感センサーに変更することも可能。防滴型で、防水性能はIPX4。

フルタイムロッカーホームは冷蔵機能を備えた製品(雨のかからない場所用)もあり、こちらでもテレビドアホン一体型オプションの導入を検討中。