ニュース
Meta東京オフィス公開、先端テック企業の働く場所とは
2022年9月9日 20:00
Metaは9日、新しい東京オフィスを報道関係者向けに公開した。
Metaは東京のオフィスを虎ノ門ヒルズに移転。2021年秋、コロナ禍を受けて従業員のみが利用する“ソフトオープン”の形でスタートしたが、現在は関係者やゲストも呼べる状態になっている。
勤務形態としては、コロナ禍を経て、ハイブリッドワークを追求。オフィスは「人とつながる」ためや、アイデアを生み出すために社員がコラボレーションする場、企業カルチャーを維持するための場所と位置づけている。
そのオフィスは同社のカルチャーを体現するものとして、オープンでソーシャルな場として構築されているのが特徴。トップや管理職にも個室はなく、フラットな雰囲気が特徴になっている。グローバルで統一感を持たせ、出張で訪れる従業員も戸惑うことがないようにしている。ビルの3フロアにまたがっており、中央にある階段でも移動が可能。
従来同様に、多くの部分で天井は剥き出しになっており、発展途上であることを表している。会議室にユニークな名前が付くのも特徴。新オフィスでは「BURA BURA」(ぶらぶら)など、和製英語や擬音語が多用されている。ちなみに以前のFacebook Japanのオフィスでは「UFO CATCHER」(UFOキャッチャー)、「KIRITO」(キリト)、「ASUNA」(アスナ)などと名付けられた部屋があった。
1人で利用するワークブースも充実し、会議室にはビデオ会議用の機材が標準装備される。また本格的な動画・番組撮影を行なえるスタジオも備えている。
東京を拠点とするアーティストの作品をさまざまな場所に設置し、インスピレーションの源にもなるようにしている。アーティストの作品の多くはゲストが立ち入れる場所にもあるため、まさにインスタ映えするスポットにもなっている。
虎ノ門ヒルズビジネスタワーの高層階の構造を生かし、屋根のない、屋上庭園といった雰囲気の「庭」も用意。仕事のほか気分転換やイベントなどにも活用されている。このほか大きなカフェテリアも用意され、食事を提供。従来のオフィスにはなかったため、従業員には好評という。