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YKK AP、高い断熱性で大開口を実現したハイブリッド樹脂窓

W12尺×H24サイズを並べて施工したイメージ

YKK APは、高い断熱性で大開口を実現した住宅用樹脂窓「APW 331(エーピーダブリュー サンビャクサンジュウイチ)」ハイブリッドスライディングを、10月3日に発売する。価格は幅3,510×高さ2,430mmの場合468,800円。

APW 331 ハイブリッドスライディングは、障子に樹脂、枠にアルミ樹脂複合を採用し、異なる2つの材質を組み合わせた業界初となるハイブリッド構造の大開口樹脂窓。住宅用の窓の中で、開放的で眺望性に優れた大開口窓は同社製品の大型サイズの出荷数が前年比2倍に伸長するなど人気が上昇しているが、一方で完成品で供給しようとすると、施工現場へ運搬・搬入する際の大きさや重さなどの課題もあるという。こういった課題を解決するため、APW 331 ハイブリッドスライディングを開発した。

従来の樹脂窓は枠のコーナー部を溶着接合としているため、枠完成品出荷の場合、トラックでの運搬時に斜め積みになり積載効率が低下する

APW 331 ハイブリッドスライディングでは、樹脂窓にアルミ樹脂複合枠を組み合わせた構造を採用することで、枠のノックダウン供給(組立前の部材で出荷する供給形態)が可能となり、運搬・搬入の課題を解消。従来の同社樹脂窓の製作範囲を超えた、W12尺(幅3,510mm)×H24(高さ2,430mm)の大開口による眺望性と、高い断熱性を両立したスライディング窓を実現した。

窓種は、引違いテラス戸、シャッター付引違いテラス戸の2アイテムを展開。ガラスはLow-E複層ガラスに加え、真空トリプルガラスも設定する。これにより、大開口窓を用いながら、住宅性能表示制度において新設される断熱等性能等級6・7に対応できる。

室外側から見た窓枠の太さ(見付寸法)は15mm。既存の樹脂枠の3分の1程度にスリム化したことで、すっきりとした意匠になり、採光面積をアップしている。

カラーバリエーションは、外観色がホワイト、プラチナステン、ブラウン、ブラック、内観色がホワイト、クリア、ナチュラル、ダークブラウン、ブラック。価格は、引違いテラス戸(幅1,690×高さ2,030mm)が120,700円、引違いテラス戸(幅3,510×高さ2,430mm)が468,800円。売上目標金額は2023年度7億円。