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ヤフー、フィッシングメール対策を強化。正規メールをアイコンで判断

ヤフーは6日、フィッシングメール対策を目的に、Yahoo! JAPANから配信するメールにアイコンが表示される規格「BIMI」を導入した。これにより、GmailなどBIMIにシステム対応しているメールソフトであれば、Yahoo! JAPANアイコンが表示されるため、ユーザーはヤフーから配信された正規のメールと判断できるようになる。

BIMI(Brand Indicators for Message Identification)は、送信ドメインの認証技術「DMARC」と「認証マーク証明書(VMC)」によって成り立つ仕組み。企業から配信したメールが正規のメールであるか「DMARC」が判断し、「VMC」によってドメインとアイコンの正当性を保証する。これらの技術により、メールソフトでアイコンの表示が可能になる。

BIMIは、Googleが2021年7月にGmailでシステム対応を開始しており、Yahoo! JAPANから配信するメールをGmailやGoogle Workspaceで受け取ったユーザーは、正規のメールがひと目でわかるようになる。

今後は「Yahoo!メール」でも、BIMIへのシステム対応を予定。また、Appleも今秋のiOS 16で対応予定としている。