ニュース

航空救難団向け腕時計を復刻販売 ケンテックス

ケンテックスジャパンは、自衛隊腕時計シリーズの新作として、航空自衛隊の「航空救難団専用モデル」を復刻し発売する。発電機構(AGS)を搭載するクオーツ式腕時計で、価格は69,300円。数量は1958本限定。

航空自衛隊の航空救難団「Air Rescue Wing」の救難員に向けたモデル。防水性と堅牢性の実現、必要な機能の搭載など、隊員へのインタビューから得た知見を基に開発したレスキュー専用時計「JASDF ARW-60J」(S778X-01)を復刻し発売するもの。リファレンス番号はS778X-01からS778X-02に更新される。ケース径は43.5mm。

本モデルは、プロトタイプを開発した後、2017年にクラウドファンディングで製品化資金の調達に成功し、同年12月に一般販売していた。完売後も問い合わせが多かったことから、今回の数量限定での復刻になった。

ダイヤルはブラックで、ヘキサゴンメッシュが施され、日本国旗や航空救難団の正式な部隊標識がデザインされる。レスキュー向け機能として、両方向回転ベゼルにパルスメーター(脈拍計)の目盛りを搭載する。

時分針とインデックスの4カ所には夜間任務でも視認性を確保する自発光のトリチウム夜光システムを搭載。ステンレススチール製ケースは救難ヘリ「ブラックホーク」をイメージしPVD加工を施したオールブラック仕上げ。ベルトはメタルブレスレットに加えてCODURAナイロン生地のベルトがパッケージに同梱、イージーレバー式の着脱構造で簡単に交換できる。

防水性能は20気圧防水。風防はDLC硬化処理で耐傷性を向上させたK1強化ガラス。

ダイヤル
回転ベゼルにパルスメーター
自発光式の時分針とインデックス

ムーブメントは、回転するローターで発電し蓄電するAGSシステムを搭載した日本製のクオーツ式ムーブメント。約12時間の着用で約1.5日分の追加充電が可能。フル充電時で最大約6カ月間稼働する。裏蓋にはシリアル番号、部隊スローガンや3機の航空機がデザインされる。一部はシースルーバックになっており、回転ローターの動きを確認できる。

大きさはケース径が43.5mm、厚さが13.9mm。重さはメタルブレスレット装着時で180g、ナイロンベルト装着時で100g。先行予約特典として航空救難団のチャレンジコインが用意される。

チャレンジコイン
ケンテックス 航空救難団専用モデル S778X-02、69,300円。限定1958本