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道玄坂二丁目開発 28階建て複合施設名称は「道玄坂通」
2022年9月1日 14:53
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、渋谷区道玄坂二丁目で開発を進めている施設名称を「道玄坂通 dogenzaka-dori」とすることを発表した。地上28階建て、高さ約115mの複合施設が、2023年9月に開業する。
道玄坂通は、ショップ、オフィス、ホテルの3つの要素で構成される複合施設。ホテルについてはIHG ホテルズ&リゾーツと運営受託契約を締結し、「ホテルインディゴ東京渋谷」を開業する。
開発コンセプトは「道玄坂に通(みち)を拓く。上質な日常と刺激的な非日常が交差する」。施設には複数の出入口を、「文化村通り」「道玄坂小路」の2つの通りに面して設け、施設内を通り抜けられる「通(みち)」を拓く。これにより、施設によって街が遮断されることなく、施設内を通り抜け、「渋谷百軒店」に代表される周辺の複雑で入り組んだ路地裏を回遊できるようにする。
ショップは、施設の中と外が道のようにつながり、ショップが軒を連ねる商店街のような構成とする。買い物を単なる消費ではなく、ブラブラ一周するとヒトやモノとの出会いや発見が生まれる、買い物をする時間も含めて楽しめる空間づくりを目指す。ショップフロアは1~2階。ショップ詳細は未発表。
ホテルインディゴ東京渋谷は、同ブランドとしては箱根強羅、軽井沢、犬山有楽苑に続く国内4軒目。世界各地のホテルインディゴ同様、ライフスタイル・ブティックホテルとして展開する。
13~23階に全272の客室を設置するほか、屋外テラスのある「(仮)ネイバーフッド カフェ&バー」、フィットネスジムなどの施設を予定している。上層階の客室からは富士山や東京スカイツリーなどをのぞめるという。ホテルフロアは11~28階で、エントランスは1階と3階。3階のエントランス付近には、イートイン&テイクアウトが可能なコーヒーショップを併設する。
オフィスは、1フロア面積約1,740m2、総面積約13,770m2。国際的なビジネスシーンを想定したオフィスロビーを3階に設置し、渋谷の街に調和した最新鋭のデザインオフィスを4~10階に整備する。オフィスフロアは2~10階。
道玄坂通という名称には、複合施設でありながら“通(みち)をきり拓く”という特徴を込め、ストリート名“通(どおり)”と表現。ロゴカラーは「渋藍色」と名付け、江戸っ子に愛された藍色に渋みのある濃緑色を含んだ派生色を採用し、粋で凛とした気品を持つ渋谷の人々に思いを馳せているという。
所在地は東京都渋谷区道玄坂二丁目1番6号外。敷地面積5,897.4m2(1,783坪)、延床面積41,876.6m2(12,667坪)、地上28階、地下1階。竣工は2023年3月予定。