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Google認定のキャリアアッププログラム。第1弾はデータアナリスト

Googleは29日、キャリアアッププログラム「Google Career Certificates」を日本で開始した。第1弾として、企業側、受講者側双方のニーズが高いという「Google データアナリティクス プロフェッショナル認定証プログラム」をスタートする。

Google データアナリティクス プロフェッショナル認定証プログラムは、講義の視聴、テスト、実習を通し、初歩的なデータアナリスト業務に必要な主要スキル(データクリーニング、分析、可視化)とツール(スプレッドシート、SQL、Rプログラミング、Tableau)の使い方を習得できる。

学位や事前知識は不要で、いつでも開始でき、自分のペースで学習できる。受講時間は平均180時間以上で、プログラム終了までの目安は約6カ月(週10時間受講)。受講料は月額39ドルで、オンライン教育のプラットフォーム「Coursera」上で、29日から受講できる。

なお、日本リスキリングコンソーシアムを通じて12月26日までに、同プログラムの受講登録を行なうと、先着6,000名は無料で受講できる。

Google Career Certificatesは、IT分野でより専門性が高く需要のある職につくための、オンラインキャリアアッププログラム。Googleが2018年に米国などでスタートしており、合格基準を満たすと、Googleから認定証を取得できる。米国では受講者の75%が「6カ月以内に昇給や新しい仕事の機会を得た」など、キャリアにポジティブな影響を受けたという。

Googleの認定証

Googleは2019年から、Grow with Googleを通してデジタルスキルトレーニングプログラムを幅広く提供。2022年までに1,000万人へのデジタルトレーニング提供を目標としており、日本ではこれまでに900万人以上が受講した。また、今年6月には主幹事として、「日本リスキリングコンソーシアム」を発足し、総務省、経済産業省、デジタル庁の協力のもと、約70のパートナーとともにさまざまなリスキリングプログラムを提供している。