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神宮外苑・新秩父宮ラグビー場のイメージ公開。'27年使用開始

完成予想イメージパース ©Scrum for 新秩父宮

日本スポーツ振興センター(JSC)は、神宮外苑地区の「新秩父宮ラグビー場(仮称)」整備・運営等事業について、民間事業者を鹿島建設らで構成される事業グループに選定したことを公表するとともに、完成予想イメージパースを公開した。'27年12月末供用開始予定。

JSCが管理・運営している秩父宮ラグビー場の移転整備に向けて、PFI方式により民間事業者を選定。鹿島建設を代表企業、三井不動産、東京建物、東京ドームを構成企業とする「Scrum for 新秩父宮」が選定された。協力企業として、松田平田設計、読売新聞東京本社、日本テレビ放送網、エイベックス・エンタテインメント、ニッポン放送、ソフトバンク、鹿島建物総合管理、ALSOK常駐警備、東京ドームファシリティーズ、東京不動産管理が参画する。

神宮外苑地区では東京都が策定した「東京2020大会後の神宮外苑地区のまちづくり指針」を踏まえた都市計画が進められており、地区内の老朽化したスポーツ施設等の建替え等が予定されている。秩父宮ラグビー場の建設は1947年。

新秩父宮ラグビー場(仮称)は、現在の場所から北側に移転し、国立競技場の隣に整備される計画。国際大会の基準を踏まえた、全天候型のラグビー場とする。

完成予想イメージパース ©Scrum for 新秩父宮

ラグビー大会以外にも、他のスポーツ競技や各種イベントなど様々な用途での利用も想定。また、文化交流施設としてスポーツミュージアムをスタジアム内に設置するなど、スポーツに関する深い学びを支援し、知的な刺激や楽しみを分かち合う機会を提供する。

収容人数は、ラグビー大会時が約15,547人、イベント時が約20,547人。供用開始予定は2期に分けられ、I期が'27年12月末、II期が'34年5月末。敷地面積はI期工事完了時で約34,428m2、II期工事完了時で約43,466m2。建築面積はII期工事完了時で約26,056m2。延床面積はI期工事完了時で約68,843m2、II期工事完了時で約70,349m2。地上7階、地下1階、最高高さ約46.15m。