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シャオミ初の人型ロボット。人間の感情を認識

Xiaomiは、8月11日に中国で開催した新製品発表会において、同社初の人型ロボット「CyberOne」を発表。スマート電気自動車の研究開発を進めている「シャオミ・パイロット・テクノロジー」(Xiaomi Pilot Technology)についても、最新の進捗状況を紹介した。

人型ロボット「CyberOne」は、2021年に発表した4足歩行ロボット「CyberDog」に続くCyberシリーズの最新作。人型の手足を備え、2足歩行に必要な姿勢をサポートでき、最大トルクは300Nmに達する。身長177cm、体重52kg、腕の長さは168cm。

3次元空間の認識や、個人のジェスチャーや表情の認識もできる。自社開発の環境認識エンジンと音声感情認識エンジン「MiAI」を搭載し、85種類の環境音と45分類の人間の感情を認識可能。

最大で21の自由度(DoF:Degree of Freedom)に対応し、各自由度においても0.5msのリアルタイム応答速度を実現し、人間の動きをシミュレートできるという。股関節のモーターには最大300Nmの瞬間的なピークトルクを発生させられる。片手で1.5kgまでの重量を支えることができ、デモンストレーションによるプログラミングが可能。

スマート電気自動車の進捗については、記者会見で自動運転技術のライブロードテスト映像を披露。高度なアルゴリズムと包括的なシナリオのリストを処理する能力を紹介した。

Xiaomiグループの創業者、会長兼CEOの雷軍(レイ・ジュン) は、「Xiaomiの自動運転技術は自社開発のフルスタックアプローチを採用しており、プロジェクトは予想を超えて進展している」とコメントしている。

同社は自動運転技術の研究開発の第一段階に33億元(約663億円)を投資する。500人以上の世界レベルの専門家による研究開発チームを設立し、年末までに600人以上の規模に拡大する見込み。また、140台のテスト車両を製作予定で、中国本土内でテストし、2024年までにスマートEV業界のリーダーを目指すという。