ガーミン、ソーラー充電で150時間駆動のGPSウォッチ「Enduro 2」

ガーミンジャパンは、トレイルランやウルトラランなど過酷なレース向けのソーラー充電対応GPSウォッチ「Enduro 2(エンデューロ2)」を8月25日に発売する。価格は165,000円。

「Enduro」シリーズは、ソーラー充電による長時間バッテリー駆動とハイパフォーマンス機能を備えたアスリート向けGPSウォッチ。Enduro 2では、ソーラーパネルの表面積を最大化し、GPSモードで稼働時間約150時間に強化(初代約Enduroは80時間)。70gという軽量ボディに加え、腕にフィットする伸縮性のあるナイロンバンドによりレースパフォーマンスの最大化をサポートする。

Garminの特徴であるナビゲーション機能は、新たにGNSSマルチバンドテクノロジーに対し、2周波数帯を受信可能(L1信号・L5信号)。過酷な環境下でも高精度な位置情報を取得できる。位置情報の精度を上げる自動GNSSマルチバンドモードも搭載している。

プリロードの日本詳細地形図や無償ダウンロードできる海外大陸地図、ナビゲーションセンサーなど、トレイルレースやウルトラレース向けの機能を搭載。ウルトラレース向けの機能では、次の分岐地点までの距離表示をしてくれるNextForkマップガイドのほか、地形に沿って勾配調整されたペースの指標が追加され、エイドでの休憩時間も記録できる。また、ペース配分のガイドのほか、レースプランをすばやく変更できるオプション機能を追加した「PACE PRO」、精度の高い測定が可能になったVO2 Max、現在のペースであとどれだけ走れるか可視化する「リアルタイムスタミナ」などの機能強化を図っている。

トレイルランVO2 Max、NextForkマップガイド、リアルタイムスタミナ、おすすめワークアウト、アクティビティ機能

スポーツ機能では、従来の「ウルトラランアクティビティ」に加え、アドベンチャーレーシングワールドシリーズ(ARWS)公認の「アドベンチャーレーシングアクティビティ」を追加し、40種類以上のスポーツに対応する。

また、不測の事態に備え、登録した連絡先に緊急連絡する機能や、夜間のランニング時の視認性を高めるモードやSOSサインとしても活用できる高輝度LEDライトを新搭載する。

日常生活でスマートウォッチ機能も強化し、Suica対応の「Garmin Pay」を搭載。また、音楽再生機能を追加し、Spotify、Amazon Music、 LINE MUSICのストリーミングサービスに対応。約2,000曲の音楽ファイルを保存・再生できる。

Body Battery、ストレススコア、睡眠スコア、血中酸素トラッキング、音楽再生機能

スクリーンは1.4型/280×280ドットの半透過メモリインピクセル(MIP)液晶で、ベゼルはダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングチタン。タッチスクリーン操作により、スポーツから日常使いまで、シーンにあわせて利用できる。

ストレージメモリは32GB。衛星測位は、GPS、GLONASS、Galileo、みちびき(補完信号)。BluetoothやANT+、Wi-Fiに対応し、光学式心拍計、ABCセンサー(方位・気圧・高度)、 温度計、加速度計、ジャイロセンサーなどを内蔵。睡眠スコアや血中酸素トラッキングなどのヘルスケア機能も搭載する。

100m防水に対応。外形寸法は51×51×15.6mmで、重量は70g(ケースのみは64g)。バッテリ駆動時間はGPSモードで約110時間＋約40時間、バッテリー節約ウォッチモードで約111日間＋約1年間、スマートウォッチモードで約34日間+約12日間。